読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

荷風随筆集 上 日和下駄 他十六篇 (岩波文庫 緑 41-7)

荷風随筆集 上 日和下駄 他十六篇 (岩波文庫 緑 41-7)

荷風随筆集 上 日和下駄 他十六篇 (岩波文庫 緑 41-7)

作家
永井荷風
野口冨士男
出版社
岩波書店
発売日
1986-09-16
ISBN
9784003104170
amazonで購入する

荷風随筆集 上 日和下駄 他十六篇 (岩波文庫 緑 41-7) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

この中には代表的な随筆集の「日和下駄」とそのほかの随筆が収められています。むかしの東京のとくに下町の情緒などがかかれています。私事になりますが私の父親が市川の菅野に住んでいた頃よく風呂敷かかばんのようなもの(中には現金がたくさん入っていたのでしょうね)を持って荷風が歩いているのを見たことがあるそうです。

2017/08/23

壱萬弐仟縁冊

明治~昭和(帯より)。淫祠:邪神を祀った社(20頁~、広辞苑より)。青山竜巌寺の松は北斎『富嶽卅六景』中にも描けれてある(25頁)。貧しい町の光景:東京の貧民窟には竜動や紐育において見るがごとき西洋の貧民窟に比較して、悲惨な中に静寂の気が潜んでいるように思われる。怠惰、無責任なる愚民の疲労せる物哀れな忍従生活(36頁)。現代の日本人は祖国に生ずる草木の凡てに対して、過去の日本人の持っていたほどの興味を持たないようになった(266頁)。この当時の現代のみならず、平成のご時世でもいえるのではないだろうか? 

2015/04/17

ヨーイチ

青空文庫にて。表題作のみ読了。暑い、忙しい時、こう云うのがいい。忙中の閑を味わえる。本当は暗誦出来る位読み込みたかった一冊。そしたら、もう少し文書が上手くなってかもしれない。読み込めば、江戸の町が見える様になれそう。妖怪の様な断腸亭と違い、流石に若い分わかりやすいし、批評も垣間見える。鷗外の観潮亭の訪問記が面白い。鷗外が葉巻を勧めてくれたらしい。

2014/08/11

双海(ふたみ)

素晴らしい随筆集。以前読んだ日記も面白かった。「過去を重んぜよ。過去は常に未来を生む神秘の泉である。迷える現在の道を照らす燈火である」(霊廟)

2019/11/29

ワッピー

岩垣顕氏の「荷風読みあるき」シリーズから原典に溯上。東京風景論「日和下駄」の坂・崖・夕陽の章は、起伏のある地形の大好きなワッピーには素晴らしい収穫でした。また、向嶋を発して向島に戻る後半の諸紀行も、その当時ですら変わりつつあった古い東京の陰影、風光を知ることで、都市の大変貌をうかがい知ることができました。夕方から歩き出し、夜更けまで歩き続けたという記述もよくあり、下駄をはき、今ほど道が整備されていなかった東京をかくも縦横に歩き回った荷風の健脚には脱帽です。何が荷風をここまで歩ませたのか、興味は尽きません。

2018/08/03

感想・レビューをもっと見る