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下谷叢話 (岩波文庫)

下谷叢話 (岩波文庫)

下谷叢話 (岩波文庫)

作家
永井荷風
出版社
岩波書店
発売日
2000-09-14
ISBN
9784003104286
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下谷叢話 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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feodor

荷風の母方の祖父にあたる鷲津毅堂宣光と、その同族・大沼枕山の生涯を時代と共に描いた史伝、また江戸後期~末期の漢詩人・儒学者たちの動きを追った群衆史伝と言ってもよいかも。以前よりは、江戸期の儒学者・漢詩人に対する知識も出てきたせいか、とても楽しく読んだ。寛政期から話題は始まり、とりわけ幕末維新の頃には漢詩人・儒学者たちも大いに政治の変動とのかかわりが感じられた。新政府の役人としての地位を保つ毅堂に対し、下谷界隈を離れず、詩の世界から離れなかった枕山。対照的な二人を淡々と描き報告するような、そんな本だった。

2013/07/07

amanon

江戸時代の文献の引用がかなりの割合に及んでいるため、やたら読み終えるのに苦労した。特に漢詩とその読み下し文は、正直言って文字面を目で追うのみだったと言ってよい。もう少しじっくり腰を据えて読み返せば、様々な含蓄を引き出せるのかもしれないが、そうするためにはある程度国文学に関する専門的な知識が必要とされそうである。ただ、本書の所々で荷風が古の文人のあり方を懐かしんでいる箇所を目にすると、更に時代を下った現在を荷風はどう感じるのか、ということがやはり気になる。後、解説に森銑三の名前があるのが興味深かった。

2012/03/23

内藤銀ねず

荷風が幕末の漢詩人、大沼枕山(おおぬま/ちんざん)の縁者だったことから書き始められた評伝。 全編、枕山への愛に溢れていて、現代人でなくとも読者はたびたび置き去りにされます。 しかも枕山の人となりだけでなくその作品の引用もたくさんあって、荷風先生は訳なんか付けてくれません! こんな風に、書きたいことを書きたいだけ書いてそれが岩波文庫に収められるという快挙。内容よりも、これが21世紀にも読まれるべきだと判断されたことを、わたしはありがたく思います。

Norihiko Shr

http://blogs.yahoo.co.jp/puzz_l_riddle/54817789.html

2015/03/26

kazunoya

2003/11/30

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