読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

翻訳はいかにすべきか (岩波新書)

翻訳はいかにすべきか (岩波新書)

翻訳はいかにすべきか (岩波新書)

作家
柳瀬尚紀
出版社
岩波書店
発売日
2000-01-20
ISBN
9784004306528
amazonで購入する

翻訳はいかにすべきか (岩波新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

もち

2年くらい積読していたもの。 もっと早くに読んで、心を抉られておくべきだったと思う。 なかなかにおもしろかった。三島が天才なのもよくわかった。翻訳に関する書物を読み漁りたいものだ。

2016/04/08

Nobu A

図書館本読了。柳瀬尚紀が実際の翻訳の事例を挙げながら、彼だったらこのように訳すという比較をし、分かりやすく解説。拙い翻訳(彼は悪訳と呼ぶ)は確かに結構ある。残念ながら、学会の研究要旨対訳でも違和感があるのを時々散見する。三島由紀夫曰く、語学が出来ないから翻訳にケチがつけられないことはない。仮にも日本語であり、日本語の文章なので自分の判断でいい翻訳を識別できるとか。筆者の「翻訳は精読の理想の形」というのは目に鱗。自分自身、日本語も英語も中途半端だが、言語にはもっと敏感になりたいと思った。

2015/11/17

脳疣沼

柳瀬尚紀が影響を受けた人たち(吉田健一や加藤郁乎、吉増剛造、芥川龍之介などなど)のことを知ることができる。他人の翻訳に関しては相変わらず辛口だが、しかし、批判されている翻訳を見ると、確かに酷いものが多い。物事をとことん突き詰めて考える大切さを学ぶことができる。

2014/10/28

真塚なつき(マンガ以外)

再読。二葉亭四迷「余の飜譯の標準」、英訳「雨ニモマケズ」が全文読めることを考えれば、良い本じゃないか。森鷗外「伊澤蘭軒」や三島由紀夫「文章讀本」の紹介、翻訳家の大先達として堀内大學・澁澤龍彦・吉井健一、自分に底流する日本語の源泉として吉増剛造、加藤郁乎など、わりかしイイ感じ。同業者への攻撃とかぶっとんだ訳文とかは芸風だから、まあ良い。だから早く「ユリシーズ」完訳してください。

2013/06/21

Ars9

堀口大學の逸話がとても刺激的。仏語の詩に文字通り『欲情』して、『わがものにしたい』と考えた末に行き着く先が、『フランス語の着物を脱がせ、一度裸にした上で、これに僕の言葉の着物を着せる』つまり翻訳という境地であり、それすなわち愉悦であり、愉楽であるそうな。現代でも巷にあふれる、好きが過ぎて二次創作してしまう紳士淑女たちの持つ遺伝子の、偉大な祖先がきっとここに。

2013/05/29

感想・レビューをもっと見る