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冠婚葬祭のひみつ (岩波新書)

冠婚葬祭のひみつ (岩波新書)

冠婚葬祭のひみつ (岩波新書)

作家
斎藤美奈子
出版社
岩波書店
発売日
2006-05-12
ISBN
9784004310044
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冠婚葬祭のひみつ (岩波新書) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

斎藤美奈子が明治以降、現代にいたるまでの冠婚葬祭の「ひみつ」を見事に解き明かす社会学的考察の書。そもそも現代人で冠婚葬祭とは何かを自信をもって語れる人はほとんどいない。冠婚が慶事で葬祭が弔事であることくらいで、細部に至ってはマニュアル本に頼っているのが現状ではあるまいか。そのマニュアルにしてからが、かつては小笠原流、そしてこれが裏千家に取って代わられるのである。塩月弥栄子『冠婚葬祭入門』がそれ。この本は続編も含めると実に700万部も売れたそうである。そしてその後、結婚も、葬式も実は大きく変遷したのである。

2021/09/09

mitei

歴史的に冠婚葬祭とはどういう風に、庶民が行ってきたのかがよくわかる。今の式はそこまで代々やってきたというわけではないんだな。

2016/07/31

Nobuko Hashimoto

前半は、たくさんの文献に当たったうえで、伝統や慣習とされているような「しきたり」が、案外ロイヤルウェディングからの流行りだったり、隙間産業的市場開拓によって誕生したものだったといったような事実を暴き出し、面白おかしく紹介。後半は、現代の私たちの結婚や葬儀事情と、これらをどう考えるか。「入籍」という言葉を使うのは、そろそろやめろ、誤解と混乱の元だときっぱり書いてあるのに、おおいに共感。ほんとそれ。「入る」んじゃないんだってば。死後のことは悩ましいなあ。考えておかなくちゃなあ…

2019/08/10

アナクマ

儀式は世につれ、百年の変遷。時代と担い手で整理すれば、1900年代-血縁地縁、60年代-血縁社縁、90年代-狭い血縁。そして冠婚と葬祭の今(06年)◉戸籍、皇室、相互扶助、父系制→双系制、ビジネス、性と生殖の社会化、あなたの死はあなたのものか。社会科学の視点を盛り込んでふむふむチクリと、しかしギリギリでライトに読ませる芸風は健在。つまり面白い。◉「マニュアルから、自分で行動規範を決める時代へ」私たちは世間の中で生きているから、ライフステージに応じた何かしら関係性の表現(形式が整えば儀式)は無くならない。

2020/11/06

佐島楓

冠婚葬祭のうち、特に「婚」と「葬」のいままでとこれからを考察した本。斉藤さんらしく、切るべきところはずぱっと切り捨てたり容赦なくツッコミを入れるところが面白い。特に歴史の部分は興味深く読んだ。結局あらゆる式は産業の一部なんですね。自分らしさを大切にしたいと思うけれど、やはりメディアに毒されている面も大きいと痛感しました。

2013/06/13

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