ドナウの旅人 上
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ドナウの旅人 上 / 感想・レビュー
たか
宮本輝の文章表現はなんでこんなに美しいのだろう。ドイツからルーマニアまで、ドナウ川沿いに3,000kmを旅する上下巻に及ぶ長編であるが、文章表現の美しさとドナウ川の景色の美しさが重なりあってゆく。B評価
2017/11/08
Tomoko 英会話講師&翻訳者
ドナウ川沿いに旅する訳ありの4人。今とはいろいろ違って、国が分断されてたり、くっついてたり、ビザが必要だったり。田舎の町に行ってみたい。☆川の向こう岸が別の国。ホテルのフロントに強気に対応。悪いことは全て周りのせいだと思う人。年月が経ってわかる言われた言葉の意味。☆ドナウ川の流れ:ドナウエッシンゲン~レーゲンスブルク~パッサウ~ウィーン~ブタペスト~ベオグラード~...~黒海
2019/01/15
きりぱい
「恋人同士であれ、夫婦であれ、友人であれ、いったい誰がいつもいつも相手の求めるものに応じられるだろう。人は絶えず、このようにされたいと思うとき、されたくない行為を受けている。自分だって、きっと同じだ。相手が言われたくない言葉を、気づかず口にしているときが多いに違いない。自分は、ないものねだりをしていたのだ。」の言葉。ウィーンの連携がいい。
2009/03/02
はっさく
昔、新聞で毎朝読んだはずだったけど、ほとんど記憶に残ってない。宮本輝の真骨頂、兎に角、引き込んで読ませる。但し、上巻で、ほぼ見えてる気がするので下巻はどうか?
2019/04/29
平坂裕子
夫を捨てて、家出した母親が若い男と一緒の旅に出ていた。そして母を探しに出た娘も、ドイツで別れた男と再会して、一緒に追いかける事になる。母と娘のそれぞれの愛の行方は? すべての人間は、欠点だらけである。この言葉納得!
2017/11/20
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