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建築探偵奇想天外 (朝日文庫 ふ 15-4)

建築探偵奇想天外 (朝日文庫 ふ 15-4)

建築探偵奇想天外 (朝日文庫 ふ 15-4)

作家
藤森照信
増田 彰久
出版社
朝日新聞出版
発売日
1997-04-01
ISBN
9784022611819
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建築探偵奇想天外 (朝日文庫 ふ 15-4) / 感想・レビュー

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misui

このシリーズは面白いと聞いていたが評判に違わず面白かった。作中で「(建築は)電話が鳴らなければ何も始まらない」とあるように社会と幻想の結節点にあるのが建築で、見巧者の手引きでその独特の世界を垣間見れるのはありがたい。自分の地元(大分)に西日本としては例外的に鏝絵の文化があるのはなぜかもわかったし、美麗で謎めいた建築を沢山見れて大層眼福だった。黒部川第二発電所なんて素晴らしい。

2018/08/16

moonanddai

いや、ちょっと驚きました。カバーはイラストかと思いました。ちょっと変わった意匠の鉄の扉を描いて、これから「奇想天外」始まりますよ、という意味なのかなと思いましたら、なんと「実写」W。東京の庭園美術館、旧朝香宮邸にある扉…。アールデコ(しかも相当純度の高い)というそうです。住んでみろと言われたらちょっと遠慮しますが、建物としてはすごい。ソウルの旧朝鮮総督府の「建物としての」のすばらしさも紹介されていました。その後「やっぱり」壊されてしまったそうです。考えさせられました。

2023/01/10

SAGA

コテ絵ネタが多かった。写真がスカッとしたものから華やかなものまであってわくわくした。

2011/05/19

コカブ

建築探偵シリーズ第4作。原爆ドームを建てたチェコ人建築家レツルを調査しに、チェコまで足を運ぶ。さらにフォイエルシュタイン、レーモンドとチェコ人建築家に関する調査は進む。一方で、伊豆の長八のコテ絵も延々と出てきて興味深かった。住宅建築はあまりなかったが、川奈ホテル・サフラン酒造・諏訪の林家など、沿革を含めて見ると面白い。そんな中、ほとんど日本建築のような外見なのに旧新潟税関庁舎も掲載されていて、建築探偵に与えた感銘の強さに驚いた。やはり明治初期の建物は、何かパワーを持っていそうな気がする。

2013/06/10

調“本”薬局問悶堂

好きな建物が載っていたので4巻シリーズの第4巻から読んだこの本。 これが仕事?羨ましいかぎり。と思たんだけど、やっぱり大学教授とか肩書きがあるんだよね。 いっぱい行ってみたいけど、私はまず頭で考えちゃうタイプ。行動に移すのが遅い。 「気付いたら電車に乗っちゃってた」みたいな自分に会ってみたい。 でも、たまぁに予想外の自分に出会ったりするんだけれど。 《2020年5月 登録》

2007/07/06

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