KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

疫病と人類――新しい感染症の時代をどう生きるか (朝日新書)

疫病と人類――新しい感染症の時代をどう生きるか (朝日新書)

疫病と人類――新しい感染症の時代をどう生きるか (朝日新書)

作家
山本太郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-11-13
ISBN
9784022951007
amazonで購入する Kindle版を購入する

疫病と人類――新しい感染症の時代をどう生きるか (朝日新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

スプリント

一足とびに根絶はできず社会への影響を極小化しながら共存していくしかないようですね。

2020/12/13

tsukiakari87

ハイチでの一幕など、著者の真摯な姿勢が印象的。私は、感染症について完全な視野狭窄に陥っていたと反省した。自分がワクチンを打てさえすればいいのか。或いは東京でスポーツの祭典が開催できさえすればいいのか。もちろん物事はそう単純でない。《感染症は社会のあり方がその様相を規定》するのだから、視野を広く持たねばなるまい。人類誕生から現在に至るまでの長い時間軸で考えるとともに、自国だけでなく世界を見渡して現状を把握する必要があるのだ。いま大切なのは、ウイルスに「打ち勝つ」ことではなく「共生」する思想ではないだろうか。

2021/01/21

二人娘の父

山本太郎氏の新書読了は4冊目。「新型インフルエンザ 世界がふるえる日 」「抗生物質と人間――マイクロバイオームの危機」「感染症と文明――共生への道 」(いずれも岩波新書)に続く著作は、これまでの主張の総集編ともいえる。否応なく「コロナ後の世界」を考えざるを得ない状況のなかで、その指針の一つとしたい作品。巻末で紹介される関連本の解説も良い。

2020/11/27

aochama

感染症と人類との関わりを治療の歴史、文学作品、絵画で振り返ります。過去の歴史に学ぶ大事さを感じました。感染症のは社会のあり方がその様相を規定し、流行した感染症は時に社会変革の先駆けとなるというフレーズには得心しました。

2020/12/31

たろーたん

普通に勉強になった。農耕による人間の定住によって感染症の土壌が出来、動物の家畜化によって動物のウイルスが人間にうつる、と。あと、感染をなくすには、究極敵には集団免疫をつけるってのが解決方法。で、実効再生産数を1以下にすればいいらしい。あと、知らなかったのだけど、登校禁止とかってウイルスを拡げるのを遅くするのであって根本的な解決ではないんだって。ウイルスを拡げるのを遅らせている間にワクチンを用意するためのものだったんだ…。

2021/04/29

感想・レビューをもっと見る