KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

怪物

怪物

怪物

作家
坂元裕二
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-06-02
ISBN
9784040006581
amazonで購入する

怪物 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ちえ

先月観た映画「怪物」。シナリオを読むことで、映画ではよく分からなかった登場人物それぞれの設定、想いが見えてくる。映画でほぼ無かった女子同級生の場面。なくしたのは観客に二人の関係性に対しての認識を固定化させたくなかったからか。同様にカットされていた校長が湊と依里を着替えさせる部分はとても印象的、読みながら脳内で映像化。校長、職場の教師や保護者には向き合おうという姿勢が全く感じられなかったが、二人の話は聴き、向き合っている。伝えようとしているよう。苦しみは人をつなぎ合わせる紐帯になるのかもしれない。

2023/08/29

d3

同名タイトルのノベライズ文庫版が書店で平積みされているが、こちらはシナリオ版だ。 完成した映画を書き起こした採録シナリオではなく決定稿が収録されているため、実際に上映された作品と比べて楽しむこともできる。また、現場における創意工夫も味わうことができるだろう。 子どもたちが成長していくながで芽生えた意識。それを社会が怪物と断定した場合、どのように立ち居振る舞えばよいのだろうか。 わからないものを理解しないままに放置しておくと、怪物は輪郭をもちえないまま心の闇に巣くうばかりである。

2023/06/12

ちゃんちゃん

映画「怪物」のシナリオ。なんとなく映像が浮かびます。映像を見ずに読んだので、あーこんな感じの物語だったのかと。答えはわかってしまいましたが、やはり映像も見た方がいいですね。

2023/08/23

ochatomo

映画鑑賞直後の売店で見かけた時は1760円高いと思って見過ごしたが、シネマライズの文庫を読んで、星川君の気持ちがあまり表現されておらず、確認したくてこのシナリオブックを実店舗で購入(ネット品切れ中) 出来事の日付が書かれており時間経過が体感できるし、星川君の気持ちにも近づけたように感じた 読んでよかった 添えられた写真よりも映画の方が明るく美しかった印象で、再び映画を観たい 2023刊

2023/07/16

nonicchi

映画鑑賞後、果たして自分の解釈はあっているのか確認したくて、読んでみた。カットされているシーンも結構あり、校長先生に対する印象が変わった。ただ保利が二人の作文から、二人の関係を理解するのは多少無理がある気がしたが、ほんのちょっとした嘘から、学校の事なかれ主義とあいまって大事になってしまう感じ、教室のガキどものホモソーシャルなど、日本社会のあるあるを見た感じ。彼らは新しい世界に踏み出せたのかな?それは今でも疑問のまま。

2023/09/25

感想・レビューをもっと見る