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教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 6時間目 (MF文庫J)

教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 6時間目 (MF文庫J)

教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 6時間目 (MF文庫J)

作家
さがら総
ももこ
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-12-25
ISBN
9784040641881
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教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 6時間目 (MF文庫J) / 感想・レビュー

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ぶなぶな

余韻でふわふわしているが、これだけは言える。さがら総は完全に完璧に全璧に天才である。この世界にはどうしようもない断絶がある。人間は比べる本能を持つ。世界には大人と子供がいて、天才と凡人がいる。つまり凡人の大人や、天才の子供や、凡人の子供がいる。誰もが誰かを比べて、誰のことも、自分のことさえ分からないで傷をつくる。分かってほしくとも叶わない。そんな世界だから、そんな断絶などものともしないで、手を伸ばして、掴んでくれることが貴い。天神から冬燕へ、凛から楓へ、ヤヤから星花へ。そうだ、そんな世界は壊してしまえ。

2019/12/26

ツバサ

恐ろしいほどに計算された人の悪意と善意。ロリの可愛さで抑えているけど、大人ばかりだと怖い作品になるな。自分と人を比較するのは子供なら仕方ない。なんせ大人が汚れているのだから… もう誰に焦点を当てれば良いのやら。天才か。

2019/12/25

げんごろう

塾講師側メインで展開された今巻。ついつい誰かと比較してしまうという人間の本能ともいえる心理描写がコミカルに、そしてシリアスに描かれてました。そんな中危うくて脆い存在の小学生達が見せた強さには素直に感動しましたし、小学生は最高だと改めて実感しました!

2020/01/04

真白優樹

小学六年生組にネットに関わる奇妙なトラブルが発生する中、星花やヤヤ達がそれぞれの行動を始める今巻。―――全部はうまくこなせない、だけどそれでも手は伸ばせるから。大人も子供も皆、悩んで壁にぶつかっている。親や他人との断絶が描かれる、重くて苦しい中に今ここにしかない友情が眩しい巻である。天才と凡人はお互いが分からぬ、親と子は分かり合えぬ。だけど歩めばきっと分かり合えるから。星花が決められた道を進む事を辞め、ヤヤが必殺の牙を見せる中、自分の作品を決めた天神。果たして描かれる物語とは。 次巻も須らく期待である。

2019/12/29

ジャックン

SNSがテーマの第六巻。比率としては塾講師の方が多めかな。誰もが期待するあまり本当の自分を誰も見てくれないし理解してくれないなんて本当に辛いだろうな。それをSNSへと吐き出してしまおうという気持ちも想像に難くない。実体験はないけど。にしてもさがら先生の描く子供の心は何故こんなにもリアルなのだろう。子供にとって大人は分からないし、大人になるにつれて子供の心は分からなくなると自身で書いておきながらその実分かってないと描けないストーリーとなっている。それにSNSの悪口に関することは興味深かったし、→

2020/01/21

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