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文脈力こそが知性である (角川新書)

文脈力こそが知性である (角川新書)

文脈力こそが知性である (角川新書)

作家
齋藤孝
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-02-10
ISBN
9784040821290
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文脈力こそが知性である (角川新書) / 感想・レビュー

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さゆゆ

古本屋で100円になっていた新書で齊藤孝さんを読んだとき、「最近の若い人は本を読まないから駄目」に似たニュアンスの言葉を発見し、冷めてしまったことがあった。本屋で購入したこの本に関しても、きっと頭が良い人のために作ったお堅い本だろうと決めつけていた。だが読んでみると、非常に分かりやすい。初心者が文脈力をつけるためにできる簡単な方法が記述されている。ネットやバラエティーに絡めた内容も豊富である。脱帽した。

2017/07/03

minimu

最近、大人としての語彙を身につけましょうといった趣旨の本を目にしましたが、「言葉だけ知っていても、然るべきときに使えないと意味ないよ」と思っていたところ、ちょうど本書を見つけました。文脈を意識せずに会話をする人は、頭の良し悪しや知性の高い低いというよりも、その「場」(あるいは人)に興味ないんだなーと思ってしまいます。齋藤先生は「文脈力のない人の特徴」として「話は変わりますが」を使うとおっしゃいますが、本当にない人はそんな枕詞もなしに全く違う話題に行きますよね笑。えっ何の話!?ってよくびっくりする笑。

2017/02/20

江口 浩平@教育委員会

【考え方】 普段の会話の中で、咄嗟に気の利いた言葉が出てこないモヤモヤから手に取った一冊。 脳研究者である池谷裕二さんの本からの引用『脳は入ってきた情報を「記憶すべきかどうか」を出力の頻度で判断する』というところは腑に落ちた。アウトプットを前提としたインプットを心掛けるだけで、情報の定着度合いはもっと増すのだろう。そうやって定着させていった情報同士をいかに繋げていくかは、ノートに書き出したり人に話したりしながら見出していくのがいいのだろう。そうやって知性を磨いていきたい。

2017/08/13

活字スキー

【本当の知性のある人が増えれば、世の中はもっとよくなります】今回も揺るぎなく平常運転の齋藤先生。知的であるとはどういうことか、語彙力、文脈力をいかに養うか。齋藤先生の著書はこれまでにいくつか読んできたし、TV等でお見かけすることもよくあり、本書も確かな納得感をもって気持ち良く読むことができた。単なる知識(情報)の集積に終始するのではなく、集積された知識をどう活かすか。離見の見、精神の系譜。やっぱり古典は超大事。タモリさんの赤塚不二夫さんへの弔辞がすごくイイ話だった。

2018/01/31

hk

【購入済み・あと1回読む本】「人を見て法をとけ」といったもので、その場の雰囲気や相手の知的水準にあわせて話す内容や語彙を選択するのはコミュニュケーションの鉄則だ。言い換えれば語彙や知識がどれだけ豊穣にあっても、場の空気を読めない人物はまさに場違いで教養をひけらかすだけの鼻持ちならない輩と化してしまう。つまり語彙力は空気を読む力を伴ってこそ本領を発揮するのだ。本書ではこの空気を読む力を「文脈力」と定義し、文脈力のブラッシュアップメソッドを紹介している。「語彙力こそが教養である」を補完する一冊だ。

2017/05/26

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