アンゴルモア 元寇合戦記 博多編 (2) (角川コミックス・エース)
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アンゴルモア 元寇合戦記 博多編 (2) (角川コミックス・エース) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
まとまらない武家たちに手こずる少弐景資たち。そこへ北方謙三さんの『武王の門』でも活躍した菊池一族推参。九州の武門は菊池が切り開く!! 当時の貧乏武家の生活困窮感も描かれ、実際、名を上げるために命を賭ける竹崎季長のような武将もいたのだろう。さらに天草の女海賊(にしか見えない地頭)も参戦、朽井との絡みや如何に。元寇はまだまだ始まったばかり、現れた敵も高麗部隊くらいだ。
2020/08/17
honnsuki
今回から本格的にモンゴル軍と鎌倉武士がぶつかり合います。ただ、まだまだモンゴル軍の全容が分かっておらず呑気さが抜けない武士側。その中にあって自分の境遇にもがき苦しむ竹崎季長のエピソードが光ります。特にあの絵巻物にそっくりのシーンがあって、あの変な態勢はそういう事だったのかと納得しました。そこまで大きな功績は残せませんでしたが、こうして千年先まで名前が残ってるんだから率先して動く事はやはり大事なんだなと感じます。
2020/04/18
arianrhod
「蒙古襲来絵詞」の有名シーン、てつはうにやられる竹崎季長(たけざきすえなが)。NHKで観たことがありますし学生時代、資料集でも何度もお見かけしました。頑張ってたんですね。竹崎季長には、この先にも苦難が待っています。この負傷が戦功とは認められなかったとか・・・、でも彼は頑張ります。この件で鎌倉まで赴いているのです。元寇の役は外国からの侵略の歴史ですが、学ぶことも多い気がします。また、それぞれの武士達の歴史と個々の人生も面白みが多いです。資料の隙間を上手に縫いとり美しいタペストリーに仕上げたこの作品は楽しい。
2020/07/18
ton
Kindle本。立身出世以外は眼中にない博多勢。残念無念な彼らを受け持った少弐氏の不運。しかしそんな中にも竹崎季長のような武士(もののふ)はいる、っていっても後がない逼迫状況故の奮起なのだが。…武士の世界は厳しい。九州の菊池勢はまだ希望が持てそう。あと、謎のキグルイ巫女がひたすらに怪しい。一方で迅三郎サイドは、これまた気の強いおなごが登場するも、「イ゛ー!」ショッカーな奇声を発する蒙古の敵将これはヤバいww(2020.10/12登録修正)
2020/04/07
さとみん
博多に集った武士たちの個性が見え始めてきた。この巻の主役は帯に名前が挙がった御方。一世一代の大博打の結果が今に伝わる資料になったあたりが熱い。迅三郎にも新しい出会いがあり、さあこの先どう転がる!?
2020/03/22
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