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人獣細工 (角川ホラー文庫)

人獣細工 (角川ホラー文庫)

人獣細工 (角川ホラー文庫)

作家
小林泰三
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-04-24
ISBN
9784041132159
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人獣細工 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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H!deking

という訳でヤスミン先生の短編集ですね。どれも好みの作品でした。表題の人獣細工は以前なんかのアンソロジーで読んでいたので再毒でしたが、やっぱりなかなかですね。あと、個人的には二作目の吸血狩りが中でも一番好みでした。オチがどっちなの?!?!ってなりました。そうか、こういう描き方もあるのねー。

2024/02/29

キナコ

3つの中編で構成。タイトルの人獣細工はめっちゃ怖かった。豚からの移植を多く受けた人間は、果たして人か豚か…主人公の葛藤や映像のグロテスクな表現はさすが小林先生。主人公と友人との会話もテンポよく、理論的なやりとりか魅力的。吸血狩りも一人視点でしかないため、真相が分からないまま。本もSFまじりのホラー。果たしてどこまでが本の中で、どこまでが夢なのか…不思議な世界観が魅力的。残酷描写は多いが、読了後に考えさせられる話が多い。

2023/08/26

石橋陽子

ライトノベルのようなさらっとした感じ。世間の評価は怖いとしっかりホラー感味わってる様子だけど、ピクリともしなかった私が変なのか?豚の内臓を少女に移植する話し。豚か人間か。最後にオチはあるが、最近のどんでん返しに驚きすぎて、少し尻すぼみ感が否めない。3つのストーリー展開だが、『吸血狩り』『本』共に微妙。私のレビューも微妙にならざるを得ないです。 追記)Newton12月号で。ブタの体内でヒトの臓器をつくる新技術を紹介。すごい、この本。最新技術搭載なのかもしれない。

2023/10/04

うなぎ

表題作だけ読了。名前通りの獣で細工していた話だったけど、細工ってより雑に皮をつぎはぎしてるからツギハギとかパッチワーク。思ったより中身がしっかりSFしてて、結末も自分なりに想像してゾワッとする感じ。映像化したら、更にえぐいかも。昔の世にも奇妙な物語に出てきそうな話だった。

2024/01/13

組織液

小林泰三の短編集。少々時代を感じるところはありましたが『本』が一番自分好みの作品でした。圧倒的な狂気と妙なコミカル要素の温度差でこっちまで気が狂いそう()。いやしかしよくこんな世界観を思い付きますね…。最後まで何がどうなるのか全くわからなかったので非常に楽しめました。逆に表題の『人獣細工』は読みやすかった分途中でオチが読めましたね。でもギリギリ凡人が理解できる絶望で言えば最上級のものかもしれません。

2023/08/22

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