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バレリーナの情熱 (角川文庫 も 12-1)

バレリーナの情熱 (角川文庫 も 12-1)

バレリーナの情熱 (角川文庫 も 12-1)

作家
森下洋子
出版社
KADOKAWA
発売日
1994-01-01
ISBN
9784041902011
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バレリーナの情熱 (角川文庫 も 12-1) / 感想・レビュー

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coco.

生涯現役として踊り続けるバレリーナ・森下洋子(現在65歳)のエッセイ。映画『愛と哀しみのボレロ』で人気を博したジョルジュ・ドンや、一度見ただけで振り付けを覚えてしまうヌレエフとパ・ド・ドゥを踊った世界的バレリーナ。舞台出演にかまけて基礎練を怠ってくると、プロですらも肉体が崩れることを敏感に察知する。危機意識の高さには脱帽だ。巻末に付属されている英翻訳家・小田島雄志氏との対談も併せて必読。体力は低下していくが、逆に反比例するように伸びる精神力、丹精に磨かれた技術力には、科学で説明できない何かが宿っている。

2014/02/14

文句有蔵

日本政府が芸術に対して資金を投じないことを憤っているが、ご本人が、「バレエの為に生きるには、バレエの為の時間を削って食費の為に働かなければならない」と書いてある。それは日本に限ったことではない、とも。当たり前だ。数多いるバレリーナの中で、バレエで食べていけるのは頂点にいる一握り。バレエに限らない。育児に専念したい母親でさえ、家事労働から解放され難い。好きな道だけで食べていけないのは芸術家だけの話ではない。ある種「平等」だと思うが、「芸術家」の彼女にはそれがわからないんだろうな(^-^;)

2015/04/28

ゲルダ

何を考えてどういう風に生きているのか興味がありました。精神的なものの強さが凄い。ちょっと時代が前なだけなのに気持ちの持ち方に壁を感じる。

2009/11/23

ボク、ながいたん!

日本語が美しくて敬虔な詩人。世界中のバレエ団で踊る彼女は、その時々のパートナーと1-2回合わせるだけで本番に臨むのだとか。常にreadyな状態に仕上げておくのがプロの仕事だと。頭が下がります。広島出身で原爆を「偽りの太陽」と呼ぶセンスに脱帽。

2014/02/03

じんぎすたん

彼女が自信に満ち溢れているのは、努力をしているからなのだね。

2012/04/21

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