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爛れた闇の帝国

爛れた闇の帝国

爛れた闇の帝国

作家
飴村行
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-01-28
ISBN
9784048741385
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爛れた闇の帝国 / 感想・レビュー

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Bugsy Malone

監禁され拷問を受ける記憶を失った大東亜戦争時の兵士、怠惰な日常を送る心に穴が空いた高校生。ふたりは夢の中で交錯する。止めとけばよかったと思う程に嫌ぁな話。嫌なんだけど読んでしまう。気付いてみたらもうラスト。で、ラストもやっぱり嫌ぁな結末。流石です。

2017/10/10

carl

飴村行氏初読み ハマルちゃった人は大ファンになるんだろうなぁって感じ、結構行っちゃってる感じだったけど冷静さは失ってないような・・「私は良くわかない で良いんだろうな」

2018/01/21

MarsAttacks!

てっきり「粘膜シリーズ」と違うテーストの作品と思い手にしたのですが、痛々しくグロテスクな描写、尊大過ぎか卑下過ぎか、どちらかに偏る歪んだ登場人物達、同じ感じの物語でした。でも二つのパートが徐々に重なり合い、結末に向かっていくところは面白かったです。

2013/07/18

村山トカレフ

文庫は読了。今回は単行本。再読の態。粘膜シリーズが有名な著者だが粘膜以外も書いております。粘膜ほど粘度は高くないがそこは飴村行。ノンオイリーなワケがなく、程よく粘つき暗鬱で、圧倒的に救いがない。舞台は平成初期の現代なのに、お得意の軍隊描写とエグい日常のせいでどうでもセピア色。地下のおぞましき所業なんて南方の基地以外ありえん活写。慧爾の「人間の心の奥底には必ず爛れた闇が潜んでいる」には首肯。でなければ日々、こうまでも胸糞悪い事件は起らない。さて、飴村さん。最新作には肩透かしを喰らいましたよ。早く次作を!

2019/02/04

bam

粘膜戦士を残してこちらを読了。わけ分からんうちに切り刻まれて拷問されていく兵隊さんと、アラフォーママが鬼畜男子高校生とラブラブで困ってるニートくんのお話が交互に展開していく。このふたつがどう繋がるのかワクワクですよ。拷問してる憲兵さんが「(どんな罪で拷問してるのか)詳しく説明してやる。」って言った時読んでるわたしが「早く教えてくださいぃ!」って懇願ですよ。期待を裏切らない。とっても素敵なラストも待ってる。はぁ面白かった。

2017/06/08

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