今日もピアノ・ピアーノ (ティーンズ文学館)
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今日もピアノ・ピアーノ (ティーンズ文学館) / 感想・レビュー
☆よいこ
児童書。駅のストリートピアノで出合った老人に小学6年男子がピアノを習う話▽海斗(かいと)は親からゲームを取り上げられてヒマになった。珍しく早めに塾に向かい駅でピアノを弾く青柳さんと出会う。ピアノの音に強く惹かれた海斗は青柳さんのピアノを聞きたいと駅に通う。駅のピアノを弾く様々な人との出会いがあり、自分もピアノを弾きたいと思った海斗は青柳さんにピアノを教えてもらう▽イタリア語で「ピアノ・ピアーノ」は「あわてず、ゆっくり、少しずつ」の意味。今日マチ子さんの絵がぴったり。巻末にストリートピアノマップ(簡易)あり
2024/01/22
雪丸 風人
自分で考え、行動に責任を持つことの尊さを教えてくれる作品ですね。主人公は小学六年生。なにごとにも中途半端だった彼が、偶然耳にしたストリートピアノの音色に魅了され、奏者のおじいさんと親しくなったことで、平凡な日常に鮮やかな色彩が加わります。終わりのほう、熱かったな~。一生懸命になれることを見つけ、人生を豊かにする発想を身につけた少年の先に、洋々たる前途が見えた気がしました。何でピアーノ?と感じていましたが、読めばスッキリ。心に灯るこのあたたかさ、ぜひ、作品に触れて感じて下さい。(対象年齢は11歳以上かな?)
2023/12/16
toshi
ピアノに出会って成長して行く小学生の物語。 ジュブナイルなのでさらっと読めるけれど、ストーリはきっちとしてるから充分楽しめた。 ただ、駅のストリートピアノで練習するのはかなり恥ずかしいかも・・・。
2023/12/16
奏
ハラミちゃんが世界中のストリートピアノで演奏し、音楽でつながっていく動画を見るのが好きなのだが、ストリートピアノでつながるこの物語もとてもすてき!塾に習い事に忙しい今どきの小学生が、ストリートピアノをひくおじいさんと出会い、ピアノに心奪われていくというもの。ピアノ・ピアーノ。響きも良いし自分自身のおまじないにしたい言葉。
2024/01/31
ねこ
ストリート・ピアノを素材として扱っている。わたし自身はまだ実物を見たことがないけれど、いろんなところにあるのだと知る。物語は、もろもろ中途半端に終わってしまう少年が、やりたいものを見つけ踏み出してゆく成長物語。
2023/12/13
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