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氷川清話 (講談社学術文庫)

氷川清話 (講談社学術文庫)

氷川清話 (講談社学術文庫)

作家
勝海舟
江藤淳
松浦玲
出版社
講談社
発売日
2000-12-08
ISBN
9784061594630
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氷川清話 (講談社学術文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

言わずと知れた幕末の偉人、勝海舟。異国の侵略、大藩による倒幕への思想の最中、幕府側で時代を操った傑物。私のイメージでは『龍馬伝』の中での金八先生!いやぁ、時代や身分関係無しに気っ風のいい切り口で語る話し言葉に、その時代の偉人や世上が目に浮かぶようです。編纂には紆余曲折あったようですが一読者としては勝海舟先生の生々しい心情と発言に触れられて感無量!まるで幕末にタイムスリップしたようなリアル。私の尊敬する先生から頂いた本です。著作もおありな先生、本作を私に選んで贈呈して下さいましてありがとうございます‼️🙇

2020/01/29

よむよし

明治維新最大の功労者とも言うべき海舟「…大きな人物というのはそんなに早く顕れるものでない…2~3百年もたつとちょうどそのくらい大きい人物が再び出る…2~3百年も前に自分と同じ意見を持っていた人を見いだす…これは感心な人物だと騒ぎ出すようになって世に知れてくる。知己を千載の下に待つというのはこの事」〈人物評論〉冒頭文です。明治維新期の様々な人達への論評が興味深いですが中でも「今の世に西郷南洲が生きていたら…」と南洲に特別な思いがあったようです。海舟にとって新政府の行き方は満足の行くものではなかった。

2024/03/14

金吾

◎かなり面白いです。特に人物譚は切れ味よく笑えてきます。また佐久間象山への評価等イメージと違いものもありました。経験談や政治や時事にしてもハッタリ臭はプンプンしますが、それ故に面白いです。

2022/08/19

かわうそ

「政治をするには、学問や知識は二番めで、至誠奉公の精神が、一番肝心だ。」P233 至誠奉公とは誠実に国家や民に尽くすことを意味するのでしょう。至誠奉公の精神しかなく、学問的知識が無ければさらに厄介な人物が生まれるような気がするのでこのふたつは切っても切り離せない、切り離してはいけないものだと思いますが。他にも人材登用は若くても優秀な人材を登用すべきだというアドバイスをした話があり、抜擢をしたのは長州などの諸藩だけではなく、幕府も若くて優秀な者は登用していたのだろうということが伺えます。

2022/10/03

T2y@

時代劇専門チャンネル NHK大河「勝海舟」キッカケで。 維新期の志士では、西郷南洲への評がずば抜けて高く、歴史上全体で捉えても、北条義時、早雲、足利義満、南海坊天海と続き、名よりも実を取る人物を買っていた様だ。 後半は、日清戦争期における伊藤博文ら明治政府の首脳達へ批判・反論が続きやや食傷気味。 …と、ここまで読んで、まさかのあとがきでは、リライト(原著者)吉本氏への凄まじい批判。 今回の編纂により、勝の真意に一段近づけたとあるが如何に。 本人の言葉だと読み進めたが、釈然としない。勝だ!喝‼︎

2016/03/21

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