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青春漂流 (講談社文庫)

青春漂流 (講談社文庫)

青春漂流 (講談社文庫)

作家
立花隆
出版社
講談社
発売日
1988-06-07
ISBN
9784061842236
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青春漂流 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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コウメ

「青春というのは、それが過ぎ去った時に初めて気付くもので、青春であるかどうか考えるゆとりもなく、精一杯生きることに熱中しているうちに、青春は過ぎ去ってしまう。いつからいつまでが青春期などと、青春に時間的に定義できるとのではない。自分の生き方を模索している間が青春。迷いと惑いが青春の特徴であり特権でもある。それだけに、恥も多く、失敗も多い。恥なしの青春、失敗なしの青春など、青春の名に値しない。自分に忠実に、しかも大胆に生きようと思うほど、恥も失敗もより多くなる。人生における最大の悔根は自分が生きたいように」

2020/04/04

アマニョッキ

最近お知り合いになった「元全国8位のバリスタ、現化粧品会社勤務」という爽やか男子にいただいた本。彼の愛読書だということで、至るところに傍線が引いてある。「僕はもう読みすぎて内容がほぼ頭に入っているので差し上げますよ!」なんてさらりと言えるところがかっこいいじゃないか。かなり古い作品だが、この本はきっとたくさんの夢を追う若者のお守りになってきたことだろうと思う。とにかく自分を信じて漂流し続ける若者達の熱いお話。精肉職人さんと鷹匠の章が好み。あと田崎真也の若い頃の写真も好み。

2019/08/01

団塊シニア

大学進学をあきらめ猿まわし復活に自分の人生を賭けた村崎太郎のドキュメントが心に響く、壮絶な猿との闘いの日々がが綴られてます。

2013/05/07

タルシル📖ヨムノスキー

今から約40年くらい前、雑誌「スコラ」に連載された記事を書籍化したもの。合計11人の個性的な若者たちの仕事を通して、青春とは、働くとは、生きるとは何かを読者に問いかけるドキュメンタリー。登場する11人全てが何かしらの挫折を経験し、そこから一心不乱に這い上がる姿は鬼気迫る勢い。特に猿回し調教師の村崎太郎師が猿とまさに格闘する話はとにかく壮絶。著者はプロローグで「青春とは生き方を模索している時期」と記している。…だとすると私もまだまだ青春真っ只中か?それはそれで恥ずかしすぎる。就職活動中の学生さんにオススメ。

2022/10/05

akira

古本屋にて本に呼ばれた一冊。非常に面白く、刺激になった。タイトルの通り、非常にエネルギーにあふれている一冊。様々な分野の第一人者の、これまでの過程を描いたインタビュー。面白いのは、挫折や失敗、その心の鬱蒼とした動きを重点的に書かれていること。その状態から一点突破していく人は、何が違うのか。何かを求め、うごめくエネルギーこそ青春の証。第一人者が、感じ、求めた何か。その原動力は確実にある。「そこにおいて最も大切なのは、何ものかを求めんとする意志である」

2015/04/04

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