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チョコレートゲーム (講談社文庫)

チョコレートゲーム (講談社文庫)

チョコレートゲーム (講談社文庫)

作家
岡嶋 二人
権田萬治
出版社
講談社
発売日
1988-07-08
ISBN
9784061842410
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チョコレートゲーム (講談社文庫) / 感想・レビュー

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とよキチ

岡嶋二人作品3冊目。第39回日本推理作家協会賞受賞作品。多少時代を感じるものの、着眼点や構成には目を見張るものがあった。面白かったです。学生時代に似たようなことをやってた友達がいたが、こんな結末は…。それにしても、皆さんが仰るとおり、この表紙はいただけない。

2012/11/18

オカメルナ

お久しぶりです、岡嶋さん。20年位前に読んだのに、記憶にあったのは面白かった!ってだけで全く覚えていなかった(汗)約30年前の作品なのに古さを感じることはなかった。むしろ、30年前の中学生より今の中学生の方が起こしそうな事件という感じがした。かつての私が具体的にどういう感想を持ったのかは自分でも分からないけれど、あれから20年以上を経過した私は、息子の無実を信じ事件の真相を追う父親の姿に感情移入しまくりで読了。

2013/01/18

セウテス

読み出したら、あっと言う間に物語の中に入り込んでいる、そんな読みやすさが作者の実力だろう。読者は中学生の息子を持つ父親になって、同級生の殺人事件の謎を追いかけていく。息子は犯人なのか、自分は親として子供と向き合ってきたのか、不安や葛藤など様々な思いが描かれる。やがて息子を信頼し、息子にかけられた疑惑晴らそうと、事件の謎を解いていく事になる。かなり重たいテーマだと思うが、さらりと本当に上手くまとめている。息子を持つ父親とその他では、受ける印象が大分違うだろう。表紙の絵が、謎のヒントになるのは考えて欲しい。

2016/03/17

yu

初の岡嶋さん作品。 息子の同級生が次々と殺され、その殺人の嫌疑が息子にふりかかる。息子は無実だと信じながらも、心のどこかでまさかという思いを抱える父親。 そんな中、息子が変わり果てた姿で発見される。息子は無実であり、自殺ではなく殺されたと確信し、真相を探ろうと翻弄するなか「チョコレートゲーム」という遊びが浮かび上がる。「チョコレートゲーム」とは一体何なのか? 昭和61年の日本推理作家協会受賞作だが、今読んでも新鮮に感じるほど時代を感じさせない秀逸な作品。 岡嶋二人さんにはまりそう。

2012/12/26

ヒロ

息子の通う中学校で流行る「チョコレートゲーム」という謎の遊び。そのゲームの影響で生徒に死人が出始める。息子が容疑者、父親が探偵という珍しい作品。まさかチョコレートゲームがそういうことだったとは…。飽きさせない展開で、綺麗に伏線回収もされる。ラストも素晴らしい。85年の作品とは思えない…。しかし悔しいな〜読み終わってみると、頑張れば見破れたかも知れないと思ってしまうwめちゃくちゃ楽しめました!名作です。

2019/08/05

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