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グッバイ、こおろぎ君。

グッバイ、こおろぎ君。

グッバイ、こおろぎ君。

作家
藤崎和男
出版社
講談社
発売日
2012-07-06
ISBN
9784062177764
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グッバイ、こおろぎ君。 / 感想・レビュー

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ムック

70代でデビューという衝撃と表紙に惹かれて読了。塾の非常勤講師をしている「彼」と、彼の便所に住み着いたコオロギの「カレ」の物語。描写が冗長かな~と思う部分はあったものの、彼の生い立ちなども間に挟まれており、中々面白かった。独り暮らしの年配の方独特の侘しさが感じられて、読んでて切なくなる所を「カレ」がいい感じにカバーしてくれてたと思う。

2012/08/24

ちゃかぱん

この本を人に薦めて、「良かった」と思う人とは友達になれそう。 それにしてもご年配の方って思いのほか、思考は年寄りくさくないんだなぁと。今後年配の方に対する見方が変わりそう。もちろん嫌な意味ではありません。ちょうどお盆の時期に読んだのがよかったように思う。

2012/08/14

メトメ

トイレに迷い込んだコオロギとのささやかな交流を通して、半生を振り返るお話。 ところどころに、自身の禿頭を自虐する描写があって、思わず吹き出した。 ハゲにロマンスはない 名言だと思う。

2020/05/06

ピッピ

ひとりの寂しい男性と一匹のこおろぎ。こんなに一匹のこおろぎで心慰められるなんて♪暖まる気持ちになれる一冊。

2015/05/12

mick

読む前に表紙を見て、どんなものだろ、と思ったが、読んでよかった。そこはかとなく漂う悲哀。大真面目だからこそのおかしみ。声を出して笑う程の場面が何度もあった。小説なのに。そんな中で蓮田善明と野球の話だけ異次元に飛ばされるようだ。著者の思いの反映なのか。さいごはしんみりした。

2015/05/29

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