お米ができるまで
お米ができるまで / 感想・レビュー
けんとまん1007
美味しいお米で有名な新潟県魚沼の農家さんの実話。今は自宅の米作りを委託しているが、小さな頃からのことを思いだした。一家を上げての米作りだったし、町内の方との協力もたくさんあった。特に、田植と稲刈りを人力でやっていた時はそうだった。その時のおやつが、珈琲牛乳と菓子パンで、子どもなりにこれを食べるのが楽しみだった。本に出えきたことは、たいていやっていたので、その苦労がよくわかる。
2020/11/02
chiaki
八十八の手間がかかることから生まれたという『米』という漢字。実家の父もお米を作っているので、その苦労はなんとなく想像出来るものの、慣行栽培と同時に有機栽培も手掛ける本書のダイヒョーさんの奮闘たるや…。そんな農家さんの苦労と想いを一瞬にして踏みにじる台風などの災害は、本当に憎いです。強風雨に耐えた稲穂の姿には、涙が滲む思いでした。自然とともに生きる厳しさへの覚悟。そうと知りながらも楽しみつつ挑み続ける姿がかっこいい!農機具や実際の農作業は、説明だけでは想像が追い付かないので、十分な写真あれば尚よしです!
2020/04/22
かお
新潟県魚沼市で米づくりをしている、小岩孝徳さんに半年間取材。米農家さんによって作り方は様々。まだ雪がある時期から始まる大変な日々。 バケツ稲をやるのに、子供から「もみ」から育てたいと言われたけど、とんでもない❕これを読んで、米を育てたことがない人間が出来ることじゃないと思った。 温度と時間の管理。稲の成長具合の見極め。水の管理。 米農家さんはスゴイ❕
2021/10/08
びすけっと
2015年7月刊。絵の武田さんつながり。主食お米の生産現場の一年を追った児童書。農産物の中では比較的たやすいといわれる稲ですが、それでもとても大変な労苦があることが分かりました。なにせ田植えに至るまでに本書の半分が費やされます。棚田の広がるところでおいしいお米を提供しようと努力するシャチョー、バックアップするツマコやシンイリ、ババの姿が目に浮かぶようです。政府による米価は安すぎます。おいしい主食を生産する現場を知るにはもってこいの一冊です!
2015/09/23
読み人知らず
面白かった-!米はどうやって作られてるのか、現代の米作りってこんなんなのかー。楽しかったです。
2016/07/30
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