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不愉快犯

不愉快犯

不愉快犯

作家
木内一裕
出版社
講談社
発売日
2015-08-19
ISBN
9784062196123
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不愉快犯 / 感想・レビュー

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うなぎいぬ

やっぱり木内さん面白い!! デッドボールでお馴染みのメンバーが総出演。前回弁護士だった成宮は今回ミステリー作家で、相変わらず吐き気がするほど不愉快。刑事のノボル・佐藤コンビと… あー、言えない。でも、このメンバーが揃って面白くならない筈がないでしょ? とっても楽しめました。こんなシリーズ物の作り方もあるんですね。タイトルもお見事です!

2015/10/16

utinopoti27

「完全犯罪を完全に実行する」とはどういうことか。人気ミステリ作家・成宮が仕掛ける前代未聞のワナに、佐藤と兼子の刑事コンビが挑む。狡猾な殺人犯と対峙する彼らの前にたちはだかる、一事不再理の堅固な壁。自分以外は誰も信じない傲慢な知能犯を、罪に問えるのか・・。奇抜な完全犯罪の着想は実に見事。必死の捜査を嘲笑う成宮との心理戦も丁寧に描かれている。ただ、著者の持ち味であるコミカル寄りの軽快な作風が、本作では裏目に出たのか、犯人の異常性や残虐性がそれほど伝わってこなかった。やや残念ではあるものの、十分楽しめる作品だ。

2020/01/18

ユザキ部長

木内さんが創るクズでクソ野郎は徹底してる。ものすごく不愉快極まりない。終始上から目線。被疑者の疑いを受けながら同時に殺人計画を進める完全犯罪。どうだい?素晴らしいだろ?イイね!イイね!!と。それでも他者が介在する限り物事は上手いくワケない。そりゃそうだ。

2017/10/11

美登利

あまり不愉快でもなければ、それほどワクワクするものでも無かったというのが本音。そんなこと書くと木内さんがこの物語のミステリー作家に言わせてる「上から目線の読者にリアルじゃないだの云々」に当てはまるのだけど(苦笑) それも承知の上なのかもね。「一事不再理」は他の推理小説でも読んだことがあります。実際問題そんな事件があるのかどうかそちらが気になりました。木嶋佳苗や筧佐知子たちがなぜ事件を幾つも重ねたのか?と成宮が予想した理由に目からウロコでした。本編の内容よりも興味深く感じてしまいました。

2018/01/21

いつでも母さん

始めからイライラする。不愉快犯・・全くなタイトルをつけたものだ!成宮に良いようにあしらわれて、「しっかりしてよ!」と何度も思ったが、最後は溜飲が下がり、本を閉じたのだった。新米刑事ノボルが先輩・佐藤に返信した「まだ教えてやんねえよ」が良かったなぁ。

2015/09/21

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