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踊り子と将棋指し

踊り子と将棋指し

踊り子と将棋指し

作家
坂上琴
出版社
講談社
発売日
2016-01-07
ISBN
9784062198790
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踊り子と将棋指し / 感想・レビュー

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そうたそ

★★★★☆ ある朝呑み過ぎたせいか記憶を失ったまま倒れていた男はストリッパーの女性に拾われる。「三ちゃん」と名付けられ、彼女と同居することになり、やがてマネージャーとして仕事に同行することになるのだが――。特に派手な展開もなく、内容もどこか昭和臭さを感じさせるものなのだが、非常に面白い。作者自身がアルコール依存症の経験があるせいか、その辺りの描き方はリアルだし、ストリップ・将棋関連への造詣も深いのかしっかりと描かれている。デビュー作故、荒削りではあるものの、今後に十分期待できる内容なのではないか。

2016/06/13

Syo

う〜む。 え〜っと。 もっと早く将棋の話に なるのかと思ったけれど…。 ちょいと読むのが 止まってました。

2020/01/23

コジ

★★★☆☆ 自身の名前すら思い出せない程のアルコール依存症の男が、奔放な踊り子(ストリッパー)の聖良に拾われて、彼女と共にドサ回している間に自分が棋士であることを思い出し再起を誓う物語。依存症の描写は著者の体験を反映し、将棋のへのリスペクトも感じられる。会話や場面転換のテンポがよく、読み始めるとなかなか止められなくなる不思議な中毒性がある。しかし、昭和の混沌とした匂いがし、良く言えば「大人向け」、ひねくれた言い方をすると「中年男性の願望」的な突拍子もない設定だけに好き嫌いが大きく別れるかもしれない。

2018/02/06

R

題名の通りの男女が出てくる物語ですが、内容はアルコール依存症というテーマを包含した人情話でした。すらすらと読める面白さと楽しさがありながら、感想というと、なかなかしづらい雰囲気で、何がよかったとか、何かに感動したということよりは、描かれている内容、アルコール依存症により苦難といえる生き方を強いられるという事実といってもいい様子が淡々と描かれていて、それに対してどう想うか、が重要かとも思いつつも、それを問いかけるほど強い調子でもない小説で、楽しみながら、どう自分で考えるべきか、悩んでしまった。

2017/08/23

カープ坊や

読友様の感想より手に取りました。 単調なストーリーなれど将棋も踊り子さんも好きな私にはナイスな本です。 また作者が広島であるためか、広島で将棋をかじった人間なら誰もが知っているプロ棋士の山崎、道場の席主 本多さんが登場したくだりには驚きと感動が!

2016/03/09

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