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三年坂 火の夢 (講談社文庫)

三年坂 火の夢 (講談社文庫)

三年坂 火の夢 (講談社文庫)

作家
早瀬乱
出版社
講談社
発売日
2009-08-12
ISBN
9784062764421
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三年坂 火の夢 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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真理そら

明治の東京の街の変遷と受験生が、優秀な兄の突然の死の真相を探るミステリーを融合させた物語。兄の死をめぐるミステリーより、古い地図を頼りに「三年坂」を辿る部分が初期のブラタモリ風で楽しい。

2020/09/15

takaC

井上夢人選評の「しかし、この作品の面白さは、あまりに題材自体のものでありすぎた。小説が生み出す面白さではないのだ。」が実に的確。他の選考委員(綾辻行人・大沢在昌・真保裕一・乃南アサ)も決して褒めてはいないゾ。

2013/10/08

siro

坂をひたすら探す部分で挫けそうになりました。東京の地理に明るい人なら楽しめるのでしょうか?二つのパートの重なり合う所まで随分待たされたかと思うとぽんっと解決してしまい置いてきぼり感。鍍金先生のキャラは好きでした。

2014/09/28

kirin

第52回江戸川乱歩賞受賞作。舞台は江戸から東京へ移りゆく明治時代初頭。「三年坂で転んでね」と言い残し怪死した兄の謎を解くべく、上京し一高受験の準備をしながら三年坂を探す内村実之の『三年坂』の章と、東京大火災と三年坂の関係を探る英語講師の高嶋鍍金の『火の夢』の章とが交互に平行して進展し、最後に両者が結びついて事件の真相が明かされる。この時代の東京の「坂」の多さと「火事」を題材にした趣向を凝らした少し変わったミステリー。坂や地名の由来など面白いが、東京の土地勘がないので地形的な面白さがわからず少し残念。

2016/11/11

青葉麒麟

期待してた内容と全然違くて読むのが苦痛だった( ´△`)ただ坂を探す内容だった。東京在住じゃ無いから地形や地名なんかも全然判らないし兎に角、退屈。もっとおどろおどろしいモノかと思ってたのに。

2013/03/07

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