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天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星 (講談社文庫)

天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星 (講談社文庫)

天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星 (講談社文庫)

作家
菅野雪虫
出版社
講談社
発売日
2014-03-14
ISBN
9784062775908
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天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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さつき

今回は狼殺しの王が統べる巨山へ行くことになったソニン。戦後、国交の無くなった巨山との関係は複雑ですが、個性的な王女イェラとも出会い見聞を深めていく。内乱に巻き込まれたり危機を乗り越えてイウォル王子もソニンもまた成長していくのが頼もしいです。その一方でいつまでも無邪気な子供ではいられないのだと思うと少し寂しくもなります。当たり前のことなのですけどね。

2022/10/07

絳楸蘭

これまでの経験や体験があったから今の自分があるって考えられるソニンは賢い。また、こういう風になりたい!って思える人が回りにいて恵まれていると思う。ソニンとイウォル王子の関係が依存するだけでなく変わってきた。大人になりつつある王子と小さい頃を取り戻すかのようなソニン。お互いの見方が変わってきた二人の関係、在り方がどうなるのか楽しみだ。

2014/04/07

豆乳くま

今回は北隣国巨山へ行くことになったイウォル王子とソニン。児童文学ならではの話と人物像の丁寧さが本当に良いです。天山で巫女修行をしたソニンの知識とまだ残っている夢見の力。それがまた頑なな巨山の王女の心を少し溶かし戦いを未然に防ぎました。ソニンが巫女としては感情を持たずにいる、事が当たり前だったのに普通の女の子として「泣いたり笑ったり怒ったり」しながら成長し、王子もまたたくましく思慮深く成長していき読んでいて気持ちが良いです。早く次が読みたい楽しみなシリーズです。

2014/05/15

ぐっち

だんだん盛り上がってきましたね!今回は北の国・巨山編。何で戦争が起こるのかも、地味なソニンがなぜ重用されているのかも、わかりやすく説得力がある。ソニンの「私が怖いのは~」のセリフもすばらしい。次巻はイェラ王女とクワン王子のイケメン対決とか。楽しみです。

2014/03/29

waqwaq

今回も面白く一気に読みました。シリーズ第三弾の舞台は北の隣国、巨山。物語がソニンの暮らす沙維だけでなく、隣国との関係性などと広がりがあって巻を追う毎に面白くなっていくように思えます。今回で沙維、江南、巨山の各国の鍵を握りそうな登場人物が出揃った感じで次の巻から三国がどのように絡んでいくのかが楽しみです。解説にもあったようにこの物語は現実でも取り沙汰される国のトップに立つ者の方針や外交についてなどがファンタジーの世界でわかり易く書かれています。児童文学ながらすごく勉強になるなぁと思いながら読みました。

2014/04/16

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