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巨大幽霊マンモス事件 (講談社ノベルス)

巨大幽霊マンモス事件 (講談社ノベルス)

巨大幽霊マンモス事件 (講談社ノベルス)

作家
二階堂黎人
出版社
講談社
発売日
2017-09-07
ISBN
9784062991032
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巨大幽霊マンモス事件 (講談社ノベルス) / 感想・レビュー

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W-G

案の定『人狼城~』以前のお話。密室トリックは確かに面白い。が、気になるところも非常に多い。シュペアが用意した引っ掛けは『ロシア館~』を読んでいればさらに楽しめる、ではなく、読んでいないとわからないレベル。フェア/アンフェアがすごく微妙。夢見の予言に対して完全スルーで蘭子が推理を組み立てるのが不自然なのと、同好会内での出題という中・短編向けの物語構成も気になる。解説にある通り、個々のパーツが組み合わさる相乗効果が特に無いので(特にマンモス)、密室トリックだけ別の長編にした方が更に良くなったのでは?と感じた。

2017/09/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

二階堂蘭子その13。時系列はロシア館の謎と人狼城の恐怖の間らしい。二階堂さんらしい感じで面白かったですが、目次見て想像通り蘭子は解決篇のみの登場ですなぁ。

2017/09/23

そうたそ

★★★☆☆ 二階堂蘭子シリーズは当たりはずれの差が激しいが、これは当たりの部類に入れていいだろう。ロシアのシベリアの奥地<死の谷>に向かう「商隊」と呼ばれる一団。彼らのいく先々で不可解な事件が次々と発生し、巨大マンモスまでも甦ることとなる。正直、表題にもなっている巨大幽霊マンモスの謎は大したことない。それよりも雪上密室の解決に驚いた。何を言うにもネタバレになるので言えないが、足跡なき密室の謎は数あれど、この答えは過去に例がないだろう。手記という形式をとって進められるが、そこまでも活かされており流石の一言。

2017/11/05

のりすけ

ここ最近の二階堂さんの中では、比較的まし…。でも相変わらず文章がおかしいところやらが結構あって「は?」となってしまいました。他所の国の方がでてくると、名前が覚えられない病なので、出来ますればジャパニーズ国内の話にしてほしいです…。BBAになるとカタカナ名前があかんくなるねん…。

2018/05/13

二分五厘

シベリアの奥地の辺境『死の谷』。ロシア亡命貴族が潜むといわれるそこに近づくものは、巨大な幽霊マンモスに虐殺されるという。ドイツ軍シュペア少尉は、スパイとして谷へ潜り込み、破壊工作を行うことを命令される。だが彼らを追う追跡者の暗躍が、次第に影を落としていく。二階堂蘭子シリーズだけど、6割は大戦前のロシア冒険譚。幽霊マンモスの謎よりも、メインは足跡のない雪に閉ざされた館の殺人二連発。特に後のトリックは…前代未聞?‼呆然し、目が点になった。正に究極の足跡トリック。『殺人芸術会』まともな推理する気がないのかな。

2018/04/01

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