ひらけ駒!(1) (モーニング KC)
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「ひらけ駒!(1) (モーニング KC)」のおすすめレビュー
将棋に夢中な息子と一緒に将棋好きになる母。「将棋ライフ」をエンジョイする親子にほっこりする将棋マンガ
『ひらけ駒!』(南Q太/講談社)
将棋マンガは数あれど私は『ひらけ駒!』(南Q太/講談社)を推したい。将棋に夢中な小学生とそれを見守る母の物語だ。
2011年に発表された少し懐かしい作品だが、読んで感じることは「将棋の楽しさ」である。「楽しさ」が魅力の将棋マンガを私は他に知らない(もしあるなら、ぜひ教えてほしい)。
とにかく主人公の少年・宝がうれしそうに将棋を指し、勝って喜び負けて悔しがるのだが、その単純さが、私のような将棋素人にはすごく楽しめる。また将棋に限らず何かに没頭している子どもを持つ親も共感できるだろう。
将棋は、アツい戦い、勝利と敗北、そして奨励会(プロ棋士の養成機関)の厳しさ、といったマンガで分かりやすい要素を多く含んでいる競技だ。けれど、本作はそういったヒリヒリする将棋マンガではない、ということは最初に伝えておきたい。本稿では序盤の3巻くらいまでを中心にレビューしていく。
将棋が楽しくてしょうがない! 少年・宝とその母の成長物語 菊地宝(きくちたから)は将棋好きな小学4年生。将棋道場で腕を磨き、将棋スクールで学び、対戦サイトにアク…
2020/11/8
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ひらけ駒!(1) (モーニング KC) / 感想・レビュー
kokada_jnet
NW系漫画家の南Q太が将棋マンガを描いていたとは! 読み逃していた。 2011年モーニング連載。当然ながら漫画はうまいし。将棋界のことも非常に詳しいしで、かなりの秀作。小学生男子が将棋をおぼえるのは、よくある話だが。1巻の段階では「普通の将棋好き少年」で、あまり、強くなっていないのがリアル。なおかつ、彼のママの目線での描写が多く、また、(具体的に言及されていないが、自然に)シングル・マザー家庭であるのも、目新しい。この男子はQ太先生の本当のお子さんのことのようだが。残念ながらプロにはなれなかった。
2022/06/12
kazi
漫画レビュー!最近は将棋を扱った漫画が増えてきましたね~。ハチワンダイバー、3月のライオンなど映像化される作品もあり、将棋漫画というジャンルはますます盛り上がりを見せています。そんな将棋漫画のなかでも、私が面白いな~と思ったのが、この「ひらけ駒」です(*^^*) 主人公は小学校・4年生の男の子。将棋に夢中になった少年は寝る間も惜しんで将棋漬けの日々。将棋を通して成長していく少年の姿を見守る母の視点で描いているのがこの漫画の特徴的なところです。
2021/02/18
exsoy
リアルの将棋界とも若干リンクしてるのがまた。将棋マンガって意外と多い。
2014/08/17
岡部敬史/おかべたかし
子どもの将棋熱が高まり漫画を読ませたいと探した一冊でしたが素晴らしかった。将棋を始めた子どもが知りたいことが詰まった優しい作品。こういう入門書的な漫画はずっと町の書店にあればと思うけれど、残念ながら新刊書にはほとんどない。しかし永遠に読み継がれる価値ある作品だと思います。
2016/02/20
Tatuyuki Suzuki
子供目線とお母さん目線で書かれているので面白い。
2017/12/05
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