ひらけ駒!(8) (モーニング KC)
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「ひらけ駒!(8) (モーニング KC)」のおすすめレビュー
将棋に夢中な息子と一緒に将棋好きになる母。「将棋ライフ」をエンジョイする親子にほっこりする将棋マンガ
『ひらけ駒!』(南Q太/講談社)
将棋マンガは数あれど私は『ひらけ駒!』(南Q太/講談社)を推したい。将棋に夢中な小学生とそれを見守る母の物語だ。
2011年に発表された少し懐かしい作品だが、読んで感じることは「将棋の楽しさ」である。「楽しさ」が魅力の将棋マンガを私は他に知らない(もしあるなら、ぜひ教えてほしい)。
とにかく主人公の少年・宝がうれしそうに将棋を指し、勝って喜び負けて悔しがるのだが、その単純さが、私のような将棋素人にはすごく楽しめる。また将棋に限らず何かに没頭している子どもを持つ親も共感できるだろう。
将棋は、アツい戦い、勝利と敗北、そして奨励会(プロ棋士の養成機関)の厳しさ、といったマンガで分かりやすい要素を多く含んでいる競技だ。けれど、本作はそういったヒリヒリする将棋マンガではない、ということは最初に伝えておきたい。本稿では序盤の3巻くらいまでを中心にレビューしていく。
将棋が楽しくてしょうがない! 少年・宝とその母の成長物語 菊地宝(きくちたから)は将棋好きな小学4年生。将棋道場で腕を磨き、将棋スクールで学び、対戦サイトにアク…
2020/11/8
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ひらけ駒!(8) (モーニング KC) / 感想・レビュー
akihiko810/アカウント移行中
全8巻再読。将棋に熱中する子どもを見守る母の視線を中心に、将棋の世界と親子のやり取りをひたすら静かに描く漫画。7.5/10点 あとがきには「9巻で会いましょう」とあったけど、この8巻完結みたいだ。 プロ棋士もちょくちょく登場し楽しい。将棋に熱中する小学生たち。女流棋士編もある。将棋は勝ち負けのゲームなので負けて悔しい時もあるけど、やっぱり楽しい。私の通う春日部将棋道場にも、4段の大人をぼこぼこ負かす「天才」幼稚園生(現・小1)兄弟が来るけど、彼らも大きくなっても将棋を嫌いにならずに続けてほしいな。
2022/05/09
若冲
将棋パパの気持ちわかるなー!囲碁は更に級が凄くて確か最初にもらった認定証は54級辺りだったような気がする。負けられないぜ、から始まり。そんな訳無いだろくらいのスピードで子供に抜かれ、嵌った時には遥か彼方に引き離されて、でも楽しくて。みたいな。飽きっぽいのも、同じだし、興味が無ければ直ぐに投げ出し…。でも千里の道も一歩からなんだよ。ね。好きな事は楽しい。例え辛くても愉しいものです。報われ無いと思えても、ある日、いきなり霧が晴れる様に目の前に新しい世界が広がる瞬間がある。それを一回味わうと中々止められないんだ
2013/03/03
みやび
親の心子知らず、子の心親知らず。子供には子供の悩みがあるんだよね。ホントに宝は可愛い。ママとの草履?の会話がいいなぁ。ママと同じベッドで寝ちゃってた宝も、少しずつ親離れしてるんだなぁ。そりゃ、親はさみしいよね。ラストの方でのママの心の声、身にしみた。子供もいない私でも、切なかった。改めて将棋の世界って大変なんだなぁ。過去に戻ってやり直したい、よく私も思う。けど、数十年後の自分からしたら、今がその時の過去になる。はっとした。
2014/03/29
若冲
神様、お願い。人生巻き直して下さい。本気で、そう願ったことのある方。 本書に処方箋載ってます。 今時のイクメンなパパの台詞に、ガッシリ心掴まれた夜でした。
2013/03/05
ぐうぐう
「将棋パパ」の章がいい。子供に付き合って将棋会館に通う父親が、最初は冷めた目で観ていた将棋に、少しずつ惹かれている流れが、とてもリアル。どんどんと夢中になり、いつの間にか、将棋の虜になっている。将棋は子供を大人に導き、大人を子供に還すのかもしれない。
2013/02/08
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