鴻上尚史の俳優入門 (講談社文庫)
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鴻上尚史の俳優入門 (講談社文庫) / 感想・レビュー
なま
★4 高校演劇コンクール全国大会(高校演劇の甲子園のようなもの)の審査帰りに東北新幹線に乗った鴻上が、大会出場した男女2人に俳優のなり方について質問された所から物語が始まる。対話方式で俳優とは?演劇とは?俳優の仕事とは?俳優になるには?良い俳優とは?「テーマ」とは何か?等について詳細に厳しめに教えてくれる。演劇をする上で「目的」「動機」「葛藤」の大切さや、作者の表現したい事、著作権等にもふれる。読書や人生の帰路で目的を持ち具体的に考え、行動にうつす為にも読みやすい。巻末に高橋一生との対談有り。
2024/01/08
astmee
観客の前で傷ついてみせるのが役者というのを読んでなるほどなー。物語の上でかかせない目的と葛藤とかいろいろ響くところがあったのでこれからも何度か読むと思う。
2019/08/21
やまねっと
ただ漠然と人気者になりたいから俳優になりたいという若い奴にこれをまず読んでもらいたい。一にも二にもだ。 俳優になりたいと思っても続けるのは至難の技だ。大抵の者は金持ちになれると思ってるみたいだけどそんなことはないのだ。失業を前提に物事考えていかないとやってられないのも事実なのだから。鴻上さんは優しく書いてるからそれほど問題意識化してないけど。現実は真実は厳しい。 巻末の対談で高橋一生の意識の高さに感銘を受けました。この本を読んで応援したくなりました。
2018/11/09
ラムネ
物語形式で、具体的なアドバイスが書かれている。 その内容は、理想論や夢に溢れたものではなく、 現実的で実践的なもの。 才能とは夢を見続ける能力・・・
2019/11/24
Decoy
対話形式なので、すいすい読める(高校生のキャラクターがそれっぽ過ぎて、やや苦笑するが)。内容はピリッと辛く、厳しさにもしっかり触れられている(想像よりも厳しい…)。「俳優は技術」という主張は、意外だが、ごもっとも。俳優論ではあるが、芸術家全般、あるいはプロフェッショナルな職業すべてにも当てはまる話かもしれない。
2019/01/30
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