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家族物語 おもかげ抄 (講談社文庫)

家族物語 おもかげ抄 (講談社文庫)

家族物語 おもかげ抄 (講談社文庫)

作家
山本周五郎
出版社
講談社
発売日
2019-07-12
ISBN
9784065163269
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家族物語 おもかげ抄 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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山内正

今日こそ兄上に勝てると母上に 書を見せる 点を取れても兄上の字を見もっと勉強なさいと ニ年前に父が死んでから母上は厳しくなったと栄三郎は思う 何年か前に庭で二人いたら父と客が まるで兄弟のようなと今も覚えてる 何時も私ばかり叱ります母上? 貴方は何れ外に出る人で 人を頼っては行けません何もかも自分で出来る様にならないと 兄は俺は継ぎの子なんだお前が叱られてるのが羨ましかったのだと これから二人助けあおうと 母の声がした 清之助はお庭ですか? 英三郎も居ますか? 何をしておいでですか?

2020/01/20

山内正

恥ずかしかったぜ初めは汗をかいたぜと手酌で 火鉢を作りやすって言うのが もう止して重さんとお蝶が酌をする 泣きそうになって店を出る 次の店にお蝶が来て酌をする あんたの顔見たかったのよと 息子と二人飯屋により知らない男を家に連れて帰る 夜目覚め集金の金を盗まれた 寝静まったころ戸口に立つ お前さんどこ行くのさ お前さんの仕事が左前になったら 私と子供で何とかするのは当たり前じゃないか おれは頼むから止めねぇでくれ 出て行くんなら俺も一緒に行くぜ ちゃん たん、へえんな、ねえたんへえんな!

2019/07/17

あられ

「たん、へえんな」最後には口の回らない娘に手をひかれる、酔っぱらいのちゃん。どの話も、なんとかならないもんかというところをギリギリに進んでいくのに、ほろっとさせてくれる…太い感じのする筆。やっぱりすごいなあ!

2020/03/20

山内正

その娘は百両持ってやって来るさ 若い政が オメェそりやぁ拐かし じゃねぇか 境内の檜の木の そりやぁあすなろって木で檜にゃなれねぇんだ俺たちみてぇにな その時四人の岡っ引が来た その時実に鮮やかに裏口へ消えた お前四光の平次とどんな仕事をした? 誰?平次?知らねぇ 約束の場所に平次がいた 何も言わず二突き胸に 娘が来た政さんーと 逃げろ此処から早く 兄さんが殺したのね オラァ兄貴じゃねえよ 早くけぇんな!

2019/08/14

山内正

今日からお世話する紀伊です 広一郎は戸惑う 安永家と縁組があり稚い頃遊んだやんちゃ娘はと 父は女は嫁にしたら皆同じだと 紀伊を気に入り初めてすぐ 半年迄には帰るからと手紙を残し家を出た後 縁組が進むもう五年待たせました 祝言の日が来た 広一郎はまった 祝言は終わり 寝間に金屏風に囲まれた花嫁が 待っていた 打ち明けようとした 時に顔を挙げた おまえっ あのやんちゃ娘がどう育ったか 見て頂きたかったのです!と

2019/08/12

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