夢の国から目覚めても (星海社FICTIONS)
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夢の国から目覚めても (星海社FICTIONS) / 感想・レビュー
ほたる
百合同人から始まった二人の関係性を繊細にじっくりと描き切った作品。前半と後半でタイトルが持つ意味が違ってくるのがとても素敵だった。何て感想を書いたら良いのか上手く言葉にすることができないが、ただただ心に深く文章が刻まれ圧倒されながら読んでいた。こういう物語に会いたいと思いながらいつも自分は本を読み続けている。とても素敵な作品でした。
2023/06/25
さな
とても心に響く作品だった。文章がキラキラ光っているみたい。関係性が変わる事への不安とか、好きな人とどう向き合うのか、とか、そういった現実が描かれていて、だからこそ夢を見るために彼女達は「百合」を書いているのかな、と思った。私もこっそり創作百合を書いています。主人公とは立場は全然ちがうけど、共感しやすかった。自分の描く作品をもう一度まっすぐに見つめて、きちんと向き合ってみたいと思った。
2021/06/18
ペンギン練士
セクシュアリティに関する葛藤が異性愛者、同性愛者の視点で描きだされている。百合はいったい誰のためにあるのか?女の子を消費することが前提の男社会のおもちゃなのか。その男社会では叶えられない自己を投影して、自慰をするための箱庭なのか。多かれ少なかれ自己満足で百合が扱われているものだが、登場人物たちは百合と自分自身に真剣に向き合い、葛藤の果て答えを出す。登場人物たちの答えには作者の強い意志も感じた。この本はもっと読まれて欲しい。
2021/05/17
芙蓉
初読作家さん。優しい世界になればいい
2023/02/12
なごみんくる
面白そうな内容だなと思って読みました。ただのフィクションなのか、リアルと繋がるものなのか。ここまで考えたことはなかった。本筋と違いますが、わたしが百合作品に触れるときに期待するのはコレかなと思ったのは、まさしく作中での「かならずしも恋愛関係じゃなくていい。曖昧なままただ女の子同士が仲良くなって」です。
2021/06/21
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