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ゾンビ3.0

ゾンビ3.0

ゾンビ3.0

作家
石川智健
出版社
講談社
発売日
2022-10-19
ISBN
9784065285893
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ゾンビ3.0 / 感想・レビュー

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パトラッシュ

ゾンビを扱った小説や映画は主に抵抗と逃亡が主題であり、発生原因を究明しようとする科学者が登場するものは初めてではないか。異常事態で閉じ込められた感染症研究所の所員が、ライフラインが途絶し同僚が突然ゾンビとなって襲ってくる恐怖と闘いながら必死で遺体を解剖したり検証と議論を繰り返し謎を解こうとする姿は、単なるパニック小説ではなく諦めない人間の強さを描いていく。ただ、実在の変形菌モジホコリによる急激な老化がゾンビ化の主因とされるまでの議論では、専門用語が説明なく羅列されていて小説としては消化不良な部分が残った。

2023/03/08

ナルピーチ

世界で同時多発的に発生したゾンビ化現象。閉じ込められた研究施設を舞台に科学者達の壮絶な戦いが始まる。生き残りを掛けた運命の七日間でゾンビ化を防ぐ手段を見出す事が出来るのか。今までにないゾンビに対する新解釈。その新たな推論とは?仮説を立てて検証し、謎の解明に挑む。シンプルにゾンビ小説としても面白い!加えて新たな視点からゾンビという未知の存在とその恐怖が訪れた世界感を満喫する事ができて楽しめた!まさかのアレが原因でゾンビ化するとは思ってもみなかった。ただ、実際にこんな世界になるのは絶対に嫌だけどね🧟

2023/03/07

しんたろー

石川智健さん初読み。読友さんたちのレビューを読むと「ゾンビ好き」という人たちが相当数いるらしい…考えてみれば映画や小説で手を変え品を変え様々なゾンビものが創られてきた…『バイオハザード』は全作観ているし、20作品以上の映画&小説も経験してきた…今まで意識していなかったが、私もゾンビ好きのようだ。そんな者でも楽しめた本作は、今までとは違った切り口で描いている(ネタバレになりそうなので割愛)のが面白かった。人物背景で後説が多いのが残念ではあるが、テンポ好くサスペンスを盛り上げていて、後味も悪くないのが好印象。

2023/04/01

machi☺︎︎゛

予防感染研究所で働く香月百合はある日出勤したら「原因不明の病気蔓延により人が凶暴化する可能性」のネットニュースを目にする。その後からすぐ始まる街のパニックと人々のゾンビ化。研究所の周りは高い壁もあり今は安全だけどこれからどうなるか分からない。百合と研究所にいた人達はゾンビ化の原因を探ることになる。だけどゾンビ化とは関係なく別の目的で研究所に入り込む人もいてみんな疑心暗鬼で緊張度もマックスに。街がゾンビ化してからの戦いの7日間の話。こんな時代だから変に現実味おびてて怖かった。

2023/01/16

yukaring

ゾンビ襲来❗️迫り来るゾンビと戦うパニックホラーなだけでなくゾンビ化の原因を突き止めようとする研究者達の科学的アプローチが新鮮で面白い『新ゾンビ理論』小説。舞台は日本、新宿にある予防感染研究所。研究者達は世界中で発生したゾンビ化の原因究明に取り組む。次々とゾンビ化する仲間達、迫り来るタイムリミットによる緊迫感と世界を救うという命がけの使命感がヒシヒシと伝わってくる。そして突き止めたのは呪いでもウィルスでもない驚きの原因。ゾンビ映画の定番であるゾンビオタクの青年も登場。彼が語る「ゾンビ映画の常識」も楽しい。

2023/01/08

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