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天涯図書館

天涯図書館

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作家
皆川博子
出版社
講談社
発売日
2023-07-27
ISBN
9784065319543
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天涯図書館 / 感想・レビュー

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榊原 香織

著者の趣味による、ほとんど知らないマイナー本の紹介。あれ、奈倉有里さんの”夕暮れに夜明けの歌を”がある。1冊だけ読んだことあった。 絶版本多し、と書いてあるけど、コロナの時期の出版のもけっこうある。

2024/03/16

ぐうぐう

欧州から選ばれる本が多い。そこには宗教があり、そして戦争がある。つまり人類の歴史がある。選ばれた本達は、必然的にそのような歴史を如実に伝えてくる。と同時に、皆川博子は脱線と自嘲する自身の体験を本の感想に挟み込む(それが本の、あるいは人類の歴史と重なることで、まるで脱線でないことは明らかだ)。2020年3月から2023年の5月まで連載されたエッセイは、コロナ禍から始まり、ロシアによるウクライナ侵攻を背景としている。それもまた人類の、皆川の、そして読者である私達の歴史に他ならない。(つづく)

2023/09/01

山田太郎

女性なんで、年のこと言ってはいけないのかもしれませんが。すごいなと。これで90過ぎなのかと。しかし、難しそうな本ばっかりでなんか読む気が起きないけど。関係ないが、福岡のとある市長が話とスカートは短いほうがいいとかなんとか言ったらいい叩かれて謝ってた。公の場で下ネタ言ったら不適切発言になるのかというかマスコミのイヤさというか。ジャニーズもいままで文句いえなかったのが、手のひら返したようなあの対応はどうかと思うな。

2023/10/13

ハルト

読了:◎ 本への愛が溢れでている。すでに齢を九十を越えてなおの本への情熱には頭が下がる。そしてここまで本に情熱を傾けられることを羨ましく思う。それは読書するとき、人は性別や年齢やさまざまな事柄関係なく、自由になれるからだろうか。好きなものを好きなように語る。そののびのびとした文章に暗い影を落とすのは、コロナ禍とウクライナ紛争。そして今もまだこの図書館が続いているのなら、イスラエル紛争についても語られているだろう。日本を省みても暗い話題が多く、せめて本を読んでいる時だけは安らかな気持ちでいたいなと思った。

2023/12/12

びっぐすとん

図書館本。天涯図書館館長 皆川博子氏の読書量、その記憶力、感受性には驚きを禁じえません。本を愛する人は幾万といるでしょうが、あのお年まで(失礼!)本に対する熱い想いを失わず、初めて読んだ時の感動を覚えていられる方は少ないでしょう。現に私なぞ、読メの己のレビューを読んでも内容を思い出せない有り様です。我が親など歳を取って本を読むのが億劫になったと言っていますが、皆川さんの好奇心、本への愛着は尽きることがないようで、とてもかなわないとけれど、羨ましく思いました。これらの本はどうやって目に停まったのだろう?

2023/11/30

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