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黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(6) (モーニング KC)

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(6) (モーニング KC)

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(6) (モーニング KC)

作家
藤田和日郎
出版社
講談社
発売日
2023-10-23
ISBN
9784065333433
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黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(6) (モーニング KC) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

藤田節全開!!今まではやはりメアリー・シェリーの物語だったが、最終巻では“人間として”目覚めたエルシィが前面に出てくる。戦場になるであろう舞踏会へ向かうエルシィを見送る“女たち”の気概。支配され続けるだけではない彼女たちの想いがエルシィの背中を押す。そして暗殺舞踏の姉妹たちとの苦闘は圧巻だ。これほどの戦いの連続は藤田漫画でも見た事がない。息詰まる死闘の果ての大団円はかの筆者の得意とするところだが、やっぱり嬉しくなってしまう。

2023/10/30

GM職員

エルシィは闘う。自らの意志で、奥サマとの「約束」を全うするために─黒博物館シリーズ三作目第六幕そして終幕。 [諦め]と名付けられた暗殺者が仲間達の希望となり、[渇き]を潤し、[悲哀]や[陰気]を蹴散らし、[冷血]と[憂鬱]に打ち克ち、[執着]を振り切り、[嘆き]を止める。 女性達が声を上げ闘って模索して、その奮闘努力は世の中に変化をもたらしているがしかし、それでもまだ道半ばで、冷血や冷笑を浴びせられ、諦めや嘆きに屈しそうになることもあるのだろう。誰もが笑って挨拶できるといいのにな「また明日!」と。

2023/11/20

ホシナーたかはし

嗚呼、良かった!!!年のせいか、働く女性たちの見送りに泣き、パーシーとの最後の会話に泣き、ラストで号泣。エリザベス女王が、先日お亡くなりになった女王の若い頃に似ているのは当たり前なのだけど芸細。回転剣技は「るろうに剣心」「椿三十郎」のオマージュのよう、是非実写化してほしい。

2023/10/27

ぐうぐう

上弦の月が昇るバッキンガム宮殿。そこで繰り広げられるクライマックスの対決シーンは、これまでがそうであったように、やはりダンス的バトルとして繰り広げられる。ダンスは、優雅で、力強く、そしてしなやかさが求められる。それはまさしく、女性ならではの戦い方だ。メアリーが怪物を救ったように、怪物もまたメアリーを救う。何より藤田和日郎は、『フランケンシュタイン』を書いた19歳のメアリーと晩年のメアリーを、本作で救おうとしているのだ。感無量の大団円。

2023/10/27

aisu

最後はほぼ1巻「死の舞踏会」。屋敷の人達と「また明日!」と言って別れたので「戻って来たよ!」的なラストか?いやそんな単純には?と結末まで読めない。最後の最後までうまく構成されていた。

2023/11/28

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