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17シーズン 巡るふたりの五七五

17シーズン 巡るふたりの五七五

17シーズン 巡るふたりの五七五

作家
百舌涼一
出版社
講談社
発売日
2024-02-26
ISBN
9784065344538
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17シーズン 巡るふたりの五七五 / 感想・レビュー

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まる子

小さい頃の吃音。仲良くしていたお友達にからかわれたとずっと思っていたー。そんな過去を持つ音々は中学生になっても友達を作るのが苦手。そんな時に声をかけて、句会や俳句部に半ば無理やり気味に誘った至とともに、その俳句から景色が見えるような体験を通して、過去の自分とも向き合う事ができるように。はるか外国のブータンにルーツを持つ至と、高校生になり俳句甲子園全国大会で17音から自分を見つける。「奪えない この青い春 何人も」至が音々を見つけてくれた。

2024/03/18

雪丸 風人

個性を認められることがどれだけ救いになるか、思い知りましたね。主人公は極端に内向的な中学二年生。過去にとらわれ前に進めなくなっていた彼女が、俳句を通じた出会いをきっかけにして、目の覚めるような変化を遂げてゆくストーリーです。自信の欠片もなかった少女が、人の優しさに触れ、自らの強みを知り、新しい気持ちで困難を乗り越えてゆく・・。こんなん見せられたら応援したくなりますがな。うち震えますがな。ほんで、自分もへこたれず気張らなってなりますがな。とまあ、語彙力発狂。ラストは必見です。(対象年齢は12歳半以上かな?)

2024/03/09

くま美

最近、俳句や短歌をテーマにしたYA本が多いのは、テレビでも取り上げているし、ブームなのかな…。17音に込められた言葉の奥深さ、吃音だった過去を引きずる音々と人気者の天神至斗の恋の行方、中学生にも読みやすい。17音の俳句と17歳になって再会した音々と至。17への拘りを感じる。

2024/03/31

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