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この恋は、とどかない (集英社オレンジ文庫)

この恋は、とどかない (集英社オレンジ文庫)

この恋は、とどかない (集英社オレンジ文庫)

作家
いぬじゅん
飴村
出版社
集英社
発売日
2021-05-20
ISBN
9784086803854
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この恋は、とどかない (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー

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よっち

恋なんてしない、と思っていた高2の陽菜。クラスメイトの和馬から頼まれて、彼と「ウソ恋人」になるものの…その矢先、高校の廃校が決まってしまう青春小説。ウソ恋人として一緒に過ごしてゆくうちに和馬の意外な一面をたくさん知っていって、いつの間にか惹かれていたことを自覚する陽菜。親友・蓮司を大切にする和馬、そして蓮司の事故をきっかけに和馬のある秘密に気づいてしまう展開でしたけど、複雑な想いを抱える登場人物たちが切ない恋をしながらも、それでも大切な人たちのために真摯に向き合おうとする姿がなかなか印象的な物語でしたね。

2021/06/29

starly

恋なんてしない陽菜と恋に興味がない和馬。ウソから始まった2人の恋。失恋した事がある人ならば恋の痛みが分かるはず。嬉しい事も辛く悲しい事も描かれてる青春物語。 いぬじゅんさんの今までの作品の中でありそうでなかった新たな青春恋愛作品。

2023/12/07

ag0514@だが断る👼

☆☆☆★ 恋に興味がないというクラスメイトの和馬から頼まれて、ウソ恋人なる陽菜。タイトル通りの内容でした。どんでん返しもなく、全体的に散漫な印象。エピローグの「さよならゲーム」のシーンは、良かった。

2022/06/28

色素薄い系

あらすじから和馬の気持ちが誰に向いてるのか示唆されていたし序盤から分かりやすく仕込んであったけど、少女マンガ的展開にBL持ち込むのは混ぜるな危険なのでは?と思わざるを得なかった。お互い報われない思いを抱いているのはなかなか辛いと思うけど伝えられた事で今後何かしらの変化が訪れると思いたい。

2021/08/30

しん∞SHI−N

【嘘から始まった恋、愛する事でやがて本物となる】恋に臆病な陽菜は、同級生の和馬から頼まれ、ウソ恋人の契約を結ぶ中、高校の廃校が決まり、親友の蓮司の事故を契機に、隠し持った秘密が顕になる物語。人を好きになるとは理屈では無い。恋なんて錯覚と周りの恋愛を冷めた眼差しで傍観する陽菜。同じ価値観を持つ和馬と惹かれ合うように契約して。愛する事が運命なのだと気付く。愛が花ならば、二人が演じた契約は造花だったのだろう。いつしか、美しさだけで無くその香りも知りたくなった。けして結ばれない恋愛も様々な感情を教えてくれるのだ。

2021/08/28

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