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悪魔のささやき (集英社新書)

悪魔のささやき (集英社新書)

悪魔のささやき (集英社新書)

作家
加賀乙彦
出版社
集英社
発売日
2006-08-12
ISBN
9784087203547
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悪魔のささやき (集英社新書) / 感想・レビュー

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ちゃちゃ

確かに「悪魔のささやき」としか言いようのない瞬間がありますよね。小さなことで言えば,「何であんなこと言っちゃったんだろう・・・?」レベルでも・・・。日本の現代の社会は刑務所化してる。うん,なるほど。悪魔に勝つには自分の心を鍛えるしかなさそうだ・・・。

2010/10/31

テツ

凶悪殺人犯もカルトにハマりテロ活動に走ってしまう人間も基本的にはぼくらと何も変わらない。平々凡々な人間が道を踏み外す理由は何なのか。邪悪に手を染めるよう唆してくる悪魔のささやきに対抗する武器は遵法意識でも道徳心でもなく、知恵と知識だと個人的には思っていて「これをやるといろいろな意味で損をするな」「この勧誘してる奴には基礎的な宗教の知識がねえな。怪しいな」と、自分の中に知恵と知識を基礎とした確固とした芯が打ち立てられていることが大切なんだろう。愚かな人間は誘惑に流される。賢くあろうと研鑽を重ね続けよう。

2021/11/23

eirianda

『ピエール・リヴィエール』という本の中の殺人犯の手記(創作でなくリアルなやつ)を読んでいたら、自分が同化していきそう⁉︎ になったので、気分転換で読み始めました。お蔭で私の中の悪魔が消えていき、読後スッキリ。自殺や人殺したい程の危なっかしい時には、この本はオススメです。天使も神も仏もいないが、悪魔はいるんだそうです。誰の中にもいて危うい心理状態のときに囁くらしい。悪魔に試されるんです。魔がさすってことです。日本人は個人の意見を持たず周囲の気に流されやすいので普段から信念と知識と判断力を持ちましょう。

2016/05/19

gtn

著者は、高学歴の若者がオウム真理教をはじめとするカルトにはまる原因の一つに、宗教的知識の欠如を上げる。無菌室にいたようなものであり、免疫が全くないという著者の謂いに同感。無宗教を自認する者は、占いであろうが、オカルトであろうが何でも信じる。

2019/05/04

アルゴン

★★★★  私たちはやってはいけないと分かっていながら「悪魔のささやき」によってやってはいけないことをやってしまう。科学的な根拠があるわけではありませんが、結局善悪さまざまなことを考えながらの長い人生の中で一度でも「ささやき」に乗ってしまうとアウトなわけっですから、確かに他人ごとではなさそうです。概念論ながら、宗教から事件からいろいろなところに話が広がっておりなかなかおもしろい。

2015/01/13

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