たった独りのための小説教室
ジャンル
たった独りのための小説教室 / 感想・レビュー
天晴草紙
最も驚いたのは、純文学は自由に規制なく書かせてくれるが、エンタメは規制が多いという話だった。エンタメ小説の方がバラエティに富んでいて逆ではないかと思ったのだが、よく考えると思い当たるような気がしてきた。だから外国文学に比べて小さくまとまった小説が増えているのかな?
2024/02/08
バナナカプチーノ
読む専門なので、小説を書きたいと全く思ったことはないけど、作家さんのこういう系の本ってつい気になって手に取っちゃいますね。なかなかに辛辣で、それでも第一線で何十年とキャリアを積んでこられた方の言葉の重みはあるなと感じました。
2023/10/06
白いカラス
小説家ってすごいの一言ですね。忍耐と継続の繰り返し。しかも必ず売れるとは限らないですものね。作家の方々に敬服いたします。
2023/11/04
O-chami
「小説すばる」連載に加筆修正された表紙が可愛い新刊。小説家として考えたり行ったこと等を残すべく、骨髄移植の入院中モルヒネで朦朧としている時もベッドで原稿を書いていたとの記述に驚愕。プロ小説家を志す抽ん出たセンスと情熱を持つ貴方へ、微に入り細に入り技術・リズム・心構え・発想等々現実的で辛辣ながらの愛に満ちた手引書。この本の読者からたった独りでも周囲から瞠目される小説家が生まれるか大博奕・・と7月の「あとがき」に記しています。BGMはMike SternのAlbumで「Between The Lines」🎶
2023/10/17
白としろ
深い感受性をもっている貴方は、息をするのも嫌になるほどしんどい瞬間がある。あるいは過剰反応して周囲に合わせて必死に振る舞っている自分に気付いてしまって、抑えようのない嫌悪が迫りあがっている。誰だって生きることはつらい。しんどい。けれど案外うまく割り切って泳いでいる人が大多数です。小説を書くという行為は、一般社会では受け容れられない溺れかけた夢想者にして妄想者の最後の逃げ場なのです。 言い訳せずに黙って書きなさい。毎日、途切れずに書きなさい。ひたすら書きなさい。
2024/03/13
感想・レビューをもっと見る