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デジデリオラビリンス: 1464、フィレンツェの遺言

デジデリオラビリンス: 1464、フィレンツェの遺言

デジデリオラビリンス: 1464、フィレンツェの遺言

作家
森下典子
出版社
集英社
発売日
1995-04-01
ISBN
9784087751918
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デジデリオラビリンス: 1464、フィレンツェの遺言 / 感想・レビュー

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TakaUP48

杏さんのエッセイ本でのお薦め本。京都に「前世が見えるという人がいる。話を聞いてルポを書きませんか?」という依頼電話に、半信半疑で出掛けた筆者。イタリアを知らない霊能者から、前世が「イタリアのセッティニャーノ村のデジデリオという彫刻家・34歳で夭折」と告げられる。興味半分にイタリア美術の文献をひもとくうちに、その人物の実在を知り、実際にイタリア、ポルトガルへと調査決行。発想も調査も、ミステリー並みの流れで面白かった。前世確認に実際に行った著者も、文献に残っていないことが見える宗玄松子氏も凄い人だの一言。

2022/10/31

ぶんこ

この本が、全くの創作、小説だったら楽しめたでしょうが、私にはダメでした。 律院に行った時に、前世が見えるという方のご主人が送迎の為についていらしたという場面で、拒否反応が出てしまいました。 森下さんは実に素直な方だなぁ。 私はダメでした。 その先を読む気にもなりませんでした。 UFOは信じられるのに、こういった話や、それが見えると言って話す人は、信じるという以前に生理的に駄目だと、この本を読んで気付きました。

2015/03/03

G-dark

著者と共に前世の自分の痕跡を探す旅をしている気分になれる本。ある日著者は、人の前世が見えると言う人物から「あなたは彫刻家デジデリオだった」と聞かされます。その人物が世間一般には知られていないデジデリオの容姿・家族・恋人・仕事・死因などを詳しく話したことに興味を惹かれた著者は、内心では疑いながらも、デジデリオが送った人生について調べ始めます。そして判明したのは、著者の前世として語られた事柄はデタラメとは言い難いということ…。まるで合わないはずのパズルのピースたちが合っていくような不思議な感覚になります。

2021/01/04

ばちゃ

森下さんが雑誌の取材で自分の前世をみてもらうという機会を持つ。その時に教えられた自分の前世、デジデリオの人生を探し求めイタリアまで冒険にでる。その先にあるものとは・・・。輪廻転生が本当にあるかということは、この際脇に置いておいて、前世が見えるという人物が教えてくれる少しの情報と、日本で調べられる限りの情報をもとに、少しずつデジデリオに迫っていく。森下さんが調べたことがどこまで正解かは誰にもわからない。なんせ500年前のことですから(笑)でも、ちょとずつちょっとずつ、迫っていく感じにドキドキした。

2015/03/27

Mayu

森下さんの本二冊目。最初の方は既読感があったので、家庭画報で目にしたのかも。前世云々はともかくとしても、デジデリオという1人の青年を巡る謎解き、冒険譚としてとても面白く読めました。ノンフィクションなのにとてもドラマチックで、なんとなく、ダヴィンチコードみたいな感じかな?男色が流行し、男性も女性のように優雅に着飾っていた時代に思い巡らせ、現代と似ているように感じたり。イタリアについても学んでみたくなりました。森下さんの文章は実直というか、男性的な雰囲気があり、前世が男性というのも納得できるような(^^)

2015/08/30

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