KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

六十路通過道中

六十路通過道中

六十路通過道中

作家
群ようこ
出版社
集英社
発売日
2024-05-24
ISBN
9784087881035
amazonで購入する Kindle版を購入する

「六十路通過道中」のおすすめレビュー

道端のゴミ袋をネコと勘違い、セルフレジに緊張する“六十路”。群ようこの日常エッセイに共感が溢れる

『六十路通過道中』(群ようこ/集英社)

 つまずきながらの毎日は、当然容易いことばかりではない。だけれども、自分が大切にしたいことを見失わなければ、毎日は、ささやかながらも豊かな時間になる。愛猫を見送り、ひとり暮らしになった群ようこさんのエッセイ『六十路通過道中』(群ようこ/集英社)を読んでいると、ふとそんなことを思った。

 描かれているのは、古稀が目前となった群さんの至って普通の毎日だ。だが、軽妙な語り口で綴られるその日々に触れているうちに、不思議と朗らかな気持ちにさせられる。たとえば、「外ネコ探しとテラスの足跡」は、ネコ好き、動物好きならば、ついニヤニヤさせられるだろう。群さんは2021年に、27年ぶりに引っ越しをし、住空間を2/3に減らしたが、引っ越して以来、外を歩いているネコを一匹も見ていないことを不満に思っていたという。しかし、ある時、自宅のテラスに外ネコのものと思われる足跡を発見。外ネコの訪問に興奮した群さんは、それからというものの、毎朝、シャッターを上げるときには、どきどきしながら、テラスを隅から隅まで眺めていたらしい。このエッセイを読…

2024/5/24

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

六十路通過道中 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

いつでも母さん

群さん、分かるよ、分かるわかる・・迫りくる「おばあさん問題」うんうんと頷いてばかりはいられない現実が私にもある。可愛い表紙や各タイトル版画にほっこりしちゃうけれど、そこは群さんだもの随所に容赦なさも半端ない(汗)とりあえずセルフレジは慣れましたよ私(笑)こだわりと面倒くさがりの数々、古希の群さんに私の明日を垣間見た感じがするのは気の所為だろうか。

2024/06/20

ナミのママ

1954年生まれで古希が迫ってきた群ようこさん。以前に読んだ『じじばばのるつぼ』が痛快だったが今作はご自身の日常を綴ったエッセイ。庭を訪れる猫や草花から始まり、美容院探し、布団の買い替え、キャッシュレス時代の財布選び、セルフレジ体験など。こだわりや自身へのいたわり、凛とした姿勢に個性的な生き方を感じる。まーいいやと適当に生きてる身には羨ましく素敵に見える反面、疲れないのかなと心配もしてしまう。この年代に到達しても私にはどうあがいても無理だろうな。でも読む分にはとても楽しい。

2024/06/15

kyokyokyo3201

人生の先をいく群ようこさんの「おばあさん」事情。もう少しユーモアが先に立つエッセイかと思っていた。くすりと笑いながらも一人暮らしの不安や戸惑いがより伝わる。つまるところ、どんな生き方もその人の自由になることが大切なのだなと感じた。

2024/06/19

てつろう

れんげ荘シリーズを読んだ勢いで群さんのエッセイを読む。猫の話はそれ程多くなく群さの高齢の悩みや思った事が色々書かれている。姿勢が惡く土偶のような見た目になってきた、最近のセルフレジに対応出来ないとか。挿絵で版画家の岩渕さんの消しゴム版画風のイラスト版画が猫でいい味出している。

2024/06/10

感想・レビューをもっと見る