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黄泉(ヨミ)からの声: 妖怪ハンター (ヤングジャンプコミックス)

黄泉(ヨミ)からの声: 妖怪ハンター (ヤングジャンプコミックス)

黄泉(ヨミ)からの声: 妖怪ハンター (ヤングジャンプコミックス)

作家
諸星大二郎
出版社
集英社
発売日
1994-07-01
ISBN
9784088750408
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黄泉(ヨミ)からの声: 妖怪ハンター (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー

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akihiko810/アカウント移行中

考古学者・稗田礼二郎が怪奇事件に遭遇する妖怪ハンターシリーズ2作目。再読  四谷皿屋敷伝説を題にした「黄泉からの声」ほか。「稗田先生って沢田研二にちょっと似てない?」それは映画でジュリーが稗田を演じたからなのだ、というネタ(笑) 諸星大二郎の怪奇ものは迫力があって怖いね。

2024/04/24

karatte

まずは謎多き神社にまつわる怪異を収めたラブクラフト的傑作中編「うつぼ舟の女」から。その言動からチョイ役というか単なる殺され役と思われた雇われ神主の女房の意外な正体と意外すぎる展開に翻弄される心地好さ。欲深い人間の末路を描きつつ、最後のコマが最早神の一手な単話「蟻地獄」を挟んで、お菊伝説に記紀神話の菊理媛を絡めた中編連作「黄泉からの声」。警察に誘拐犯と疑われ、「そんな長い髪型をしてるからよ」と笑う美加に「私の髪は二十年前からこうだ!」と稗田氏。この話が1993年で初登場が1974年なので大体合ってる。

2023/09/13

T.Y.

引き続き再読。海辺の町・粟木を舞台に活躍する大島君・渚のカップルが初登場の「うつぼ舟」、願いを叶える遺跡を巡る「蟻地獄」、そして皿屋敷を題材にした表題作の3編。表題作の後編は珍しく東京が舞台になり、高校生になった天木美加も出演。年齢が明言されないことが多かったが、そうか…これ以降、美加は最新作までそれほど変わってないような。ともあれ、皿屋敷のお菊を古事記の菊理媛と結びつける大胆な解釈が魅力的。大島君・渚に関しては、いつも話が海に関わるだけにオチは似たような傾向になりがちなんだろうか。

2014/12/26

月光密造者

古事記に一文しか出てこない菊理姫と、皿屋敷伝説を大胆に結び付けて異界の扉を開く。教養と想像力。安易なファンタジーの世界観に流れない展開に 他にない強さを感じる。

2010/08/01

hibimoriSitaro

再読。1994年7月初版の99年11月7刷。二代目ハンター渚潮が初登場。蟻地獄で勝負したい気持ちはある。稗田先生をいじりたおす美加がかわいうてならぬ。

2020/07/04

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