月さんとザザさん
月さんとザザさん / 感想・レビュー
シナモン
ああだこうだと文句ばっかりのザザさん。なかなかのひねくれ者っぷりです。(こんなおばあさんにはなりたくないなー)そんな彼女の元を訪れ、楽しいお話を聞かせる月さん。文句ばっかりのザザさんも月さんのお話はたいそう面白いらしく。「大海原がまるでもう一つの月のようにかがやいていた」「海の上に光を、しゃわしゃわしゃわしゃわとのばして、金色にかがやく道をつくっていった」素敵だなー。角野栄子さんご自身が描かれたなんとも味のあるイラストにもほっこりでした。一つ一つのお話が短いので、寝る前に少しずつ楽しみながら読みました。
2023/12/27
遠い日
テキストもイラストも角野栄子さん。ウマへた具合が絶妙です。でも、こんな文句ばかりの婆さん、あたしゃごめんだ。へそ曲がりでめんどくさいことこの上ない。月さんにだんだんと知らぬ間に諭されていくザザさん。根性も悪けりゃ口も悪いが、いい思い出はいっぱい抱えているのにね。家のスミコさん、内容は関係しないのだけれどなんだか、角野栄子さんの絵本『イエコさん』を彷彿とさせます。
2023/12/05
decomo
角野さんの絵とネーミングセンス、いいですねー。ザザさんもすごくいい人になったわけでもなく、月さんも気まぐれで、でもこんな感じでいいのかなぁ、なんて思ったりします
2024/04/02
タンタン
いじわるばあさんのザザさんの所に、月さんがやってきてお話を語る。むくれるザザさん、からかう月さん、合いの手をいれるスミコさん(ザザさんのおうちです)。ほんわか楽しいお話。イラストも角野栄子。
2024/04/20
モリ
家が家出する、という出だしが最高。全体に脈絡のあるようなないような、独特の空気感で、児童書ではあるが、大人の方が好きになる人は多いかもしれない。
2024/01/04
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