KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

シュレディンガーの猫探し (3) (ガガガ文庫 こ 4-3)

シュレディンガーの猫探し (3) (ガガガ文庫 こ 4-3)

シュレディンガーの猫探し (3) (ガガガ文庫 こ 4-3)

作家
小林 一星
出版社
小学館
発売日
2021-07-21
ISBN
9784094530148
amazonで購入する Kindle版を購入する

シュレディンガーの猫探し (3) (ガガガ文庫 こ 4-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

よっち

亡き姉・飛鳥の残した魔導書の行方と手がかりを探すため、「迷宮落としの魔女」焔螺とその助手の令和が、級友・芥川の故郷である猫又村を訪れる第三弾。閉鎖的な風習が強く数々の謎多き伝承がある村で待ち受ける、数多の妖怪伝承と不思議な能力を持つ巫女・カグヤ。出歩いてはならないと警告される「赤き月の夜」に起こる事件。今回は焔螺の意外な一面も垣間見えたり、飛鳥の過去や芥川の背景も明らかになって、本作らしい魔女の迷宮落としへと繋がってゆく過程がまた良かったですけど、この物語としてはここで完結ですか。次回作も期待しています。

2021/08/30

にぃと

芥川の故郷「妖怪の村」猫又村と陰陽師探偵。陰陽師探偵って…と思ったけど意外とありそう。まさしく伝奇ミステリーらしいゾクゾクとした導入部分と村人の令和たちに対するヨソ者感がそれっぽくて実に素敵。 なんとこの巻で最終巻。後書きにもあるように打ち切りとのこと。確かに表紙買いだったしちょっと自分には難しいところもあったけど読み応えあって面白かっただけに残念。素敵な作品だと思うんだけどなぁ。

2021/07/22

イシカミハサミ

ちょっと残念めの最終巻。 打ち切りとはいえ、 1、2巻で登場した濃い面々を放り出して「隔世の村」へ。 現代に犬神村があったらこうなるかな、 という素人の妄想の枠を超えたとは思えないし、 暴力陰陽師探偵はイカツイ手あかがついた素材。 もともと本筋のタイムリープの話は 難しいオチが待っている気しかしなかった(実際ムズかった)し、 せっかくの舞台装置だし、派手にぶち上げてほしかった。 それぞれのキャラクターの物語としては、 奇麗に収まったと思います。

2021/08/30

ヴィオラ

閉鎖的な村、非友好的な村人達、次々起こる怪異現象。3巻目は伝奇ミステリー風。今回どちらかというと「犯人vs迷宮落とし」な構図で、探偵の悔しがる顔が見たい(?)自分的には残念w あとがきによると、ほぼほぼ「打ち切り」らしいですが、それにしては綺麗にまとめてある印象。完全に想定外なラストも、読後感は悪くない(偉そうw)次作があれば手を出しても良いかもと思います。

2023/01/20

真白優樹

飛鳥の足跡を追い芥川の故郷、猫又村を訪れる中、村に広がる妖怪伝承の謎に迫る最終巻。―――謎を隠す霧の中、目を覚ますは約束の物語。 最終巻となる今巻は、田舎の村を舞台に、只一人の為に作られた舞台と言う謎に迫っていく物語であり、不器用だけど確かに誰かを愛している、そんな温かさが込められ昇華を迎える巻である。歩き出す令和達、彼等を見守り笑う焔螺。彼等の道はまだ半ば。けれどこの世界は神秘と可能性に満ちている。ならばきっと、諦めなければその道の果て、かつて手を伸ばした星に届くはずだから。 うん、面白かった。

2021/07/27

感想・レビューをもっと見る