KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

これ描いて死ね (4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

これ描いて死ね (4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

これ描いて死ね (4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

作家
とよ田みのる
出版社
小学館
発売日
2023-09-12
ISBN
9784098528165
amazonで購入する Kindle版を購入する

これ描いて死ね (4) (ゲッサン少年サンデーコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

眠る山猫屋

十年前の奇跡の出会い。幼い少女が大好きな漫画に影響されて、見知らぬ女性に声をかける。一期一会の瞬間。漫画らしい、現実には有り得ない偶然の邂逅だが、この作品に限っては非常に《らしい》。計算されたものではなくて、とよ田みのるという作家の優しさが滲み出たものなのだ。そして現代、コミティアへの再参加の行方。今でも続く、過去の残響が互いを高みへ導いて行くようだ。ロストワールド4では、島の貸本屋の主人・寺村七の挫折と変化が描かれる。カバーで鬼編集者ちゃんまでちゃんと救い揚げる作者の優しさよ。

2024/04/13

ふじ

最新刊まで読了。田舎の漫研青春物語。やはりいい…!己の好きなものを通じて集まった仲間たち。それがいかに尊いか。普通の人に面白いものは描けない。いい人の創作もつまらない。でも、その「普通」との関わりの尊さまで描かれるからいいんだよなぁ。好き。私も貸本屋したい。

2023/10/24

sasara

祝マンガ大賞2023。昔プロ漫画家だった顧問の手島先生は漫画は趣味で描く分にはいいが本気になったら地獄ですと。コミケ参加のついでに編集者に自分達の描いた漫画を見てもらうことになった二人に待ち受ける将来はとても気になります。

2023/09/20

JACK

☆ マンガ研究会の仲間の青春を描く熱い物語。2回目のコミティア参加に挑む主人公たちの頑張りも熱いが、マンガ家だった顧問の先生と、貸本屋さんになった元アシスタントの過去話は更に熱い。自分の実力を信じて頑張る姿、作品を産みだす苦しみ、後輩に抜かれる悔しさ、天才を前にして感じる挫折感など、読んでいて熱くさせられます。ストレートにマンガの楽しさを伝えてくれる力強い作品。マンガ大賞2023受賞も当然と思わされます。ずっと読んでいたい、気持ちの良いマンガです。オススメ。

2023/10/06

ヒデキ

ロストワールド4の、例えば十万人の漫画志望者をふるいに乗せるとすると、口だけで書く行動に移せない子達が9割落ちて一万人、その中で、賞を取れる子が1割くらいで千人、読み切りを載せてもらえる子がまた1割で残り百人、その中で連載を取れる子が十人、その中で安定して連載を続けられるのが一人いるかどうか。ここからやっと本番、その残った人達が殺し合うのがプロの世界、というのが衝撃的だった。そして、殺し合いを勝ち抜きマンガ大賞2023で大賞をもらったのが本作なわけで、本当にすごいな。おめでとうございます。

2023/09/27

感想・レビューをもっと見る