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凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルⅠ (新潮文庫)

凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルⅠ (新潮文庫)

凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルⅠ (新潮文庫)

作家
北森鴻
出版社
新潮社
発売日
2003-01-29
ISBN
9784101207216
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凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルⅠ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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yu

ヤバイ。面白い。 民俗学なんて全く興味なし&知識ゼロだったのに、面白すぎる。柳田国男の名前を違う機会に目にしたのも偶然なんだろうか。言語学においても、民俗学と密接なつながりがあるもので。柳田国男も読んでみようかなと思っている次第。 久々に、夢中になって読んだ1冊。蓮丈那智シリーズを読破しなければ。 ついでに、宇佐見さんも登場したので「狐罠」も読みたくなった。&三茶のビアバーも登場して、ちょっとニンマリ。 改めて北森さんは好きな作家さん♪♪♪。

2013/04/06

KAZOO

北森さんの連城那智シリーズを再読し始めました。このシリーズは民俗学ということで大学の先生とその助手が日本各地に出張っては事件に巻き込まれそれを解決するということになっています。この巻では5つの話が収められていて表題作と冬狐堂が出てくる双死面がたのしめました。またほかのシリーズでも出てくる三軒茶屋のビヤバーが出てくるのもご愛敬です。次はこの話と関連がある「狐闇」を再読しましょう。

2023/07/14

みかん🍊

美貌の民俗学者蓮丈那智と助手三國がフィールドワークに行く先々で起きる怪事件を解決する探偵小説であり民族学小説、民俗学というと古いイメージだが学問としてはまだ新しい分野、数々の伝承は実は権力者により塗り替えられたりある史実をなぞられていたり、日本書記や古事記、聖徳太子の世界まで遡ったり奥深くて面白そうだが関わると恐ろしそうだ。だいだらぼっちはあちこちに伝承されているんだ、確か先日行った大王町にも伝説があったが製鉄集団と関連していたのか、それにしても先々で人が死ぬ事件に巡り合い過ぎなのでは。

2019/01/23

エドワード

横溝正史、坂東眞砂子に連なる民俗学殺人事件と言えば北森鴻さん。結構楽しく読ませていただいたが、早逝された。しばし再読せんとする。異端の民俗学者、蓮丈那智シリーズ第一弾。のっけから<鬼>の民俗学。次いで<異人><女の家と神隠し><でいだらぼっち→もののけ姫!><隠れキリシタン>と、カルト歴史マニアには面白すぎる。蓮丈那智と宇佐美陶子が三軒茶屋の香菜里屋で会うシーンは手塚治虫に近いギャグだな。「好奇心は学問の肥やし」いい言葉だ。私は勝手に蓮丈那智にオスカルのイメージを当てている。声は勿論田島令子さんで、ね。

2014/07/12

セウテス

蓮丈那智フィールドファイル第1弾。美貌と才能をあわせ持つ異端の民俗学者、蓮丈那智と助手の内藤三國のコンビが謎解く5作の連作短編集。パターンは、民俗学の調査に向かうと、関係者が殺害され、調査と事件のデータ分析から、民俗学的謎の解明と事件の解決となるもの。民俗学というと堅苦しく感じるが、ミステリのスタイルはホームズとワトソン型の本格ミステリ。中でも「不帰屋」は、民俗学と密室が見事に融合した謎となっており、「邪宗仏」の見解は民俗学的に読んでも、興味深いものです。また、別のシリーズとの関わりも在りニヤリとなる。

2017/05/30

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