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広域指定 (新潮文庫)

広域指定 (新潮文庫)

広域指定 (新潮文庫)

作家
安東能明
出版社
新潮社
発売日
2016-08-27
ISBN
9784101301556
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広域指定 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

このシリーズ初の長編。なので読みごたえは十分。ただ短編ゆえに成立していたこの作品独特の世界観が失われたようで少し残念な気もする。それにしてもすぐそこにある真相にわずかに手が届かない、全貌が掴めない、そんなもどかしい展開を書かせたら実に上手い作家だ。女児連れ去り事件を緻密に丁寧に描いたこの作品では特にそこを堪能出来るはず。これ以上は何を書いてもネタバレになりそうなので最後に一つだけ。ますます「隠蔽捜査」シリーズに近づいてきたような。もちろんいい意味で(笑)

2017/02/28

いつでも母さん

被害者のお兄ちゃんが何か握っていそうで、ジリジリしながら先へ先へとページを捲った。読後はほっとしたのとこの父親に憤りより、怒りと恥ずかしさを感じた。父として、人としてどうなのよ!!娘・未希ちゃんが痛ましくてならなかった。それにつけても・・綾瀬署のいつもの皆は皆のままで(笑)そしての管轄間のメンツの張り合いは相変わらずで・・だが今回、高野の成長が何より嬉しかった。これからもガンバレ!で、柴崎警部はもう少し、ここ・綾瀬署にいて欲しいと切に願った。

2016/09/24

タックン

これシリーズ物だったんだあ!!久々に本格的な警察小説の傑作を読んだ。途中からでも面白くて一気読み。特に後半の真相に近づいてからがよかった。真相での真犯人と伏線での被疑者との絡ませ方が秀逸だった。真相は哀しいの一言。でも題名の(広域指定)はいかががものか?始めはそれを期待しての読書になったから途中まで面食らってた・・。高野巡査の目と女性キャリア署長の坂元の決断力・2人の女性のキャラが光ってた。前3作を読まないとな。誉田さんの姫川シリーズと並び称されるかもなあ・・・・?

2016/11/04

扉のこちら側

2017年11冊め。どうやらシリーズ物らしいと読み始めてから気づくが、前作を知らなくても単体で読める。9歳女児の行方不明事件が発生、という冒頭からはどう考えても少女に幸せな未来は想像できない。そして二重三重にも裏切られ傷つけられる彼女が可哀想で仕方なかった。派手な盛り上がりはない分、引き込まれたと思う。

2017/01/08

Yunemo

4か月前と比べてこんなに変わるものなんですか、高野巡査。熱意と集中力の格段のアップ、この小気味よさに満足感。それにしても警察組織って、こんなに面倒なものなの、後ろ盾がないと上に進めないの?捜査員の心に境があって当然なんですね。正しいと思って逸脱すれば浮び上がれずに。何だか寒々とする組織。でも、最後に、警察署員として、人として、いかにすべきかを登場人物それぞれが気持ちの中に根付かせて、ほっと安心の結末に安堵感です。人格障害が犯罪の原因となる点、ますます住みづらい世の中へ突入かと想うと、何だかやりきれなさが。

2016/12/04

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