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身体から革命を起こす (新潮文庫)

身体から革命を起こす (新潮文庫)

身体から革命を起こす (新潮文庫)

作家
甲野善紀
田中聡
出版社
新潮社
発売日
2007-08-28
ISBN
9784101326511
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身体から革命を起こす (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ボルボン

甲野さんの生み出した身体の動きは、スポーツ、楽器演奏、介護、精神の分野にまで及んでいる。およそ身体と関わりのあるものだったら、甲野さんの身体技法は役に立つのかもしれない。脳は身体のフィードバックを受けているので、精神ですら身体と関わりのあるものとみなすことができる。となると人間すべてですよね。身体性の重要さをいただきました。しかし。ちょっと走って汗を流した程度じゃ身体感覚なんて言わないらしいです。身体をブロック毎にわけ、それらを動かせるようになること。これが身体性の獲得らしいです。すぐには無理そうですね。

2016/07/14

ひろ☆

いつもの甲野さんだけではなく、田中さんが聞いたことを書いているので、客観的で新鮮だった。身体の使い方、奥が深い。

2015/09/08

baboocon

超速読で読了。甲野善紀さんの本は何冊か読んでいるが、10年前に書かれた本ながら興味深い。昔の日本人が使っていたという「ナンバ」歩行については甲野さんは否定的なのか。とはいえ、日本人が西洋式の軍隊を導入して「文明開化」していく課程でかつては普通の日本人にも残っていたある種の身体感覚が失われてしまったというのはあるんだろうな。甲野さんは「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんと同じ1949年生まれ。共に現代科学に疑問を投げかけ科学の観点からは信じられない業績を上げている二人が同年齢というところに不思議な偶然を感じる。

2017/01/30

忍者

身体で考える哲学というか未知への挑戦というか、理解できないが腑に落ちたというか、身体と好奇心と過去への旅というような内容です。 私たちが忘れてしまったが、忘れていない身体の動かし方と、そこへ向かう試行錯誤?というべきか。私たちの身体と精神は密着していて、かつ自由で謎が多いということを考えさせられました。

2015/03/11

Sugi Takahiro

甲野氏の術理もすごいが、その言葉を超えた術理を、言葉の集積物である本にして、読者に言葉以上の物を感じさせる田中聡氏もすごい。 上質な小説のような文章により、ただのきれいごとを言う指導とは全く異質な感覚を得られる。 身体は空洞ではなく実のあるもので、思考も身体の副産物であるのだ。

2016/05/17

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