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猫といっしょにいるだけで (新潮文庫)

猫といっしょにいるだけで (新潮文庫)

猫といっしょにいるだけで (新潮文庫)

作家
森下典子
出版社
新潮社
発売日
2014-10-28
ISBN
9784101363523
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ジャンル

猫といっしょにいるだけで (新潮文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

ねこがね、ねこねこしているの。ねこの行動、行為、佇まいなどを表す表現力の豊かさ。流石です(๑•̀ㅂ•́)و✧。ねこ嫌いからスタートなんですけど、あっという間に魅了されてしまってね。ねこたちの個性を書き分ける描写にニッコリですし、眼球もウルウルですよ。実録なのですが、時々亡きおとうさんのエピソードが伏線回収の様に差し込まれてね。物語にメリハリをつけてくれますね。周りの人達も良い味。ねこと暮らした人は自身の経験と重ねて楽しいと思いますし、そうでない人も、猫と暮らす幸せ、悦びを疑似体験出来そうです( ¨̮ )。

2022/08/23

エッセイ。野良猫のお母さんミミと5匹の子猫を育てることになった筆者。最初はどうなることかと思いましたが周囲の猫好きな人たちのあたたかさに触れ、猫たちが幸せな人生を進んでいって本当に良かったです。ほっこりしました。私は断然、ミミが好きです。親猫でありながら飼い主の筆者に甘える姿が何とも言えない可愛さでした。

2019/12/08

ふう

幸せな猫の本を読んだり写真を見たりすると、もちろんわたしもとても幸せな気持ちになるのですが、幸せになれない猫たちのことを考えて同じくらい辛くもなります。この本も迷ったのですが、『日日是好日』が好きだったので読んでみました。読んでよかったと思えるいい本でした。猫嫌いだった森下さんとお母さんが、小さな命を大切にするやさしい人でよかった…。「雪の降る日」の章、外で生きる猫たちの苦しい暮らしを思う気持ちはまったく同じ。猫だけでなく人間やほかの動物にも幸せや寿命の格差がなくなることをいつも願っています。感想が迷子?

2014/12/08

ぶち

著者の森下さんが訪れた神社で「しあわせをください」とつぶやいた翌日、庭の白木蓮の切り株で彼らは産まれた。彼らといっしょにいると「不意に、切ないような、惜しいような、泣きたくなるような感情がやってきた。」「日なたに干した布団のように、ふかふかとした気持ちだった…疲れもどこかに消えていた」...猫といるときの気持ち、迷いや不安、猫がもたらしてくれた事について、森下さんだからこそ豊かに感じ、ぴったりの言葉にしてくれています。私と暮らした猫たちがもたらしてくれた幸せを思い出して、猫たちへの感謝の涙が...

2023/06/26

のぶ

「日日是好日」と「好日日記」が良かったので、森下さんのエッセイを見つけて読んでみた。猫嫌いだった森下さんだったが、自宅庭で産まれた野良猫の5匹の子猫を見つけて、たまたま面倒を見る事になる。本書はその記録をエッセイで綴ったものだが、興味のなかった猫に次第にのめり込んで行く森下さんの姿が興味深かった。生まれたばかりの猫の親子の描写。里親を捜す苦労。次第に猫を可愛く感じるようになり、猫なしではいられなくなって行く変化が面白かった。猫の生態がよく表現されて、森下さんの気持ちも理解できた。

2018/11/30

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