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スターシップ (新潮文庫 フ 15-3 宇宙SFコレクション 2)

スターシップ (新潮文庫 フ 15-3 宇宙SFコレクション 2)

スターシップ (新潮文庫 フ 15-3 宇宙SFコレクション 2)

作家
レイ・ブラッドベリ
伊藤典夫
浅倉久志
出版社
新潮社
発売日
1985-12-01
ISBN
9784102211038
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スターシップ (新潮文庫 フ 15-3 宇宙SFコレクション 2) / 感想・レビュー

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イプシロン

もはや古典SFとも呼べる作品ばかりだが、軽妙なストーリーテリングの底に沈めれらたテーマの普遍性は今も輝きを失っていない。ヴァーリーの『ブルー・シャンペン』ハインラインの『地球の緑の丘』、この二編、甲乙つけがたい。どちらも自由を最も重んじるリバタリアン作家だというのも面白い。ホメロス、オシアンといった盲目の吟遊詩人の精神は、宇宙時代になっても生きつづける。『地球の緑の丘』はSFでありながら、人類における英雄叙事詩の意味深さ=芸術の根源をしっかり語っていて素晴らしい。『ブルー・シャンペン』は(以下コメント欄)

2019/03/01

ニミッツクラス

85年(昭和60年)の560円の文庫初版。同年の「スペースマン」が姉妹巻。鉄板集成なのは首肯できるも、姉妹刊同様に巻頭のブラッドベリが薄味。他の作品はどれも良く、読む機会のほぼ無いJマクデヴィット、Aバドリス、Jイングリスの3編は私的推し。信号を捉えたSETI計画の封印された秘密、入植者から環境適応人への非情な世代交代、恒星間無人探査機が進む無窮の彼方には…の3編が胸を打つ。ファーマーの「宇宙の影」は言葉のアヤでしかない”宇宙の果ての「向こう側」”のまさかの向こう側部分を描いた疑似ハードSF。★★★★☆☆

2022/01/11

かんけー

読友さんのレビューから、興味が湧き読了。スターシップの題名通り、勿論宇宙空間を飛翔するイメージの作品も在るが、地上の日常的描写の中に非日常の時空間を感じさせて?その比喩と揶揄の見事さに驚く!面白かったのは「宇宙の影」と「夜のオデッセイ」かな♪ラストの「ブルー・シャルペン」の圧倒的物量に降参w(^_^;)一つの銀河を超越する拡大と縮小の連続の「宇宙の影」や知的生命体を求めて永遠の旅を続けるエイソブの心理に共感する「夜のオデッセイ」SF 表現の幅広さに満足して♪面白かったです(*⌒∇⌒*)

2019/02/07

Hepatica nobilis

こちらは有名作が並ぶアンソロジー。結局「ブルーシャンペン」が一番良かった。このテーマでは「接続された女」も少しだけ似ているが、あちらは突き抜けているのに対してドライ過ぎないところがしっくりくる。次に全然聞いたこともないイングリスの「夜のオディッセイ」も非人間の詩情が素晴らしい。アシモフ、ハインラインの方は有名作にちがいないが、実際読むとベタ過ぎてあまり良いと思えなかったが、キング、バドリス、ブラッドベリの短篇は持ち味が出ていて面白く読めた。

2018/11/20

新潮文庫SF短編アンソロ第二弾。アシモフの「夜来たる」が再読なんだけど、やっぱり好きです。そういや昔、大学入試にやっぱり宇宙船が蝕の影に入って凍り付いて大変大変どうしよう…という短編SFが英語で出たんだけど、夜来たるとか、ロマサガ2のラスボスの技の「トータルエクリプス」とか覚えてたおかげで、無事解けて、そこ受かったんだよなあ…。その節は大変お世話になりました。

2015/02/26

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