狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 (新潮文庫)
狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 (新潮文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
新潮文庫版ラブクラフト作品集第2弾です。南條竹則さんの訳で比較的長めの「狂気の山脈にて」「時間からの影」と「ダゴン」を含む8つの作品が収められています。創元文庫版に比べると南條さんの訳は読みやすいのですが若干怖さが薄れるのではないかという気がします。読み比べてみようと思います。
2020/12/08
ゴンゾウ@新潮部
前作に引き続き読破するのに苦戦しました。漠然とした得体の知れない恐怖。想像力がないので頭に入ってきませんでした。【新潮文庫の100冊 2023】
2023/07/20
HANA
「狂気の山脈にて」と「時間からの影」の二大長編を含む短編集。地球史というか宇宙史をオカルトの視点から再構成したこの二長編は「コズミック・ホラー」というものを体現していると思う。ただあまりにも遠大なスケールと台詞なしの地の文からなる衒学的な文章から読んでいると疲れてしまうのも事実。そういう意味では前半収録の諸編の方が好みかな。ラスト一行があまりにも有名な「ランドルフ・カーターの証言」や「ピックマンのモデル」「ダゴン」等の如何にもといった恐怖小説が揃ってるし。個人的にはHPLの小説を読めるだけで満足でした。
2022/09/26
やいっち
ラヴクラフト(1890年 - 1937年)は、アメリカの怪奇小説・幻想小説の先駆者の一人とか。「一連の小説が「クトゥルフ神話」として体系化された。ラヴクラフトの創造した怪神、異次元の神、神話体系は世に広まり、現代のコリン・ウィルソンたちや「SF宇宙冒険物」に大きな影響を与えている」(「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト - Wikipedia」より)という。「ゴシック小説やエドガー・アラン・ポーなどの系譜に連なる」とも。
2021/05/19
夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
神話は作り物であり現実に起こったことではありません。人生の真実などという意味ではほんとうの事も含みますが神がこの世を作り人間も生み出したのは科学的ではありません。しかし、神話の一部には伝承された真実が紛れていることもあります。信じられないくらい驚くべき事であったり、忌避すべき事であるため神話としか残らなかったのです。連綿と続くクトゥルー神話の傑作選です。
2023/07/27
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