屍衣にポケットはない (新潮文庫 マ 34-1)
屍衣にポケットはない (新潮文庫 マ 34-1) / 感想・レビュー
巨峰
凄い小説を読んだ。ここまで尖った主人公は始めてかも。まわりはすごく迷惑で、本人は生きにくいと思うんだけど、生きにくいということも気づいてなさそうです。1937年、大戦に参戦する前のアメリカのコミュニティが舞台。触れられないものがあるのは、どんな社会でもそうなんだろうな。
2024/02/13
ネムル
直情的に突っ走る、まるで『坊っちゃん』のような雰囲気だ。しかし、最後まで読んでみればやはりホレス・マッコイのダークな読み心地で、やはり30年代のアメリカであった。そして、今にも続く。
2024/02/07
オオイ
第二次大戦前の 40万人の米の街、実力者に対しての忖度無しの正しい新聞発行を行う男、面白かったが最後はどうなったのか ?
2024/04/19
小物M2
本作の物語は今でもまったく古びてはいない。むしろ、現代でも悪は栄え続けている。不正/暴力──彼は決して許すことができない。それは正義感ではなく、激しい怒りだ。彼は真実を明かすため圧力にも屈せず、前進を続ける。例えその身を滅ぼすことになっても……。怒りの中に寂しさ、それと作品に込められたパワーに圧倒される傑作だった。
2024/02/24
ヨッシー
新刊6冊目
2024/03/16
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